- 出版社/メーカー: 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
- 発売日: 2011/04/22
- メディア: Blu-ray
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大富豪トーマス・クラウン(スティーブ・マックイーン)は、実業家として忙しく働く一方、泥棒に関しては、異常な才能と情熱を持っている。
クラウンは、ある日五人の部下を従え、ボストンのある銀行を襲撃し、260万ドル相当の現金をやすやすと手にした。 ボストン警察のマローン警部補(演、ポール・バーク)は、保険調査員のビッキー(演、フェイ・ダナウエイ)に調査を依頼、ビッキーは、クラウンを黒幕と見抜き、彼に接近していく。
華麗なる賭け - Wikipedia
TOHOシネマズ宇都宮にて。午前十時の映画祭にて鑑賞(3本目)
緻密な計画を組み立てて完全犯罪を行おうと試みるトーマスと、その事件の解決報酬を目的に事件を追いかける保険調査員ビッキー。
表向きは友好的に振る舞いながらも、その笑顔の裏から相手の隠す嘘を引っ張り出して暴いてやろうと目論む両者の騙し合いは見ていてものすごく面白く非常に引き込まれてしまいました。引いたように見せかけて追い詰めようとしたり、それを表情も変えずにかわしたりする駆け引きのうまさは、素晴らしいの一言。
わたしの大好きなマンガである「嘘喰い」さながらの化かし合いに、ひたすら興奮をおぼえるほどでした。これはすごい!
そんなわけで事件の全容が見えるまでの話の組み立て方や追う者/追われる者の腹の探り合いは非常によかったですし、画的な魅力・面白さも感じられたのですが、中盤以降のストーリーの振れ方があまりに予想外でして不意打ちというか肩透かしをくらったようでした。
冒頭でビッキーの有能さをあれだけ強調してみせていたので、てっきりその方向で話が進むのかと思ってたんですよねー。原題が「The Thomas Crown Affair」だということを知っていれば...とちょっとだけ後悔してしまいました。
とりあえずスティーブ・マックイーンはかっこよかったな。
わたしはスティーブ・マックイーンは「ブリット」「大脱走」と「パピヨン」しか観たことがなかったのですが*1、それらの作品とはまた違った魅力を感じました。
(関連リンク)
*1:どれも午前十時の映画祭で観ました