「はじめての秋田弁」読んだよ

はじめての秋田弁

はじめての秋田弁

横浜からの転校生・神宮寺みなせ、元気娘の本荘ユリ、成績優秀・六郷ミサト、井川わかみはマイペース。仲良し四人組が秋田弁で大騒動

はじめての秋田弁

以前、テレビだかネットニュースで見たことがあって興味があったのですが、せっかく買うのであればネットよりも聖地秋田で買おうと心に決めていてこのたびやっと駅前フォーラスにあるジュンク堂で購入しました。
さっそく読んでみて、意外にも秋田弁を忘れていなかったことに驚きました。大学に入るために秋田を離れてもう14年経つのですが、いまだにリーディング出来ることにとてもびっくりしました。日常的に使っていないのに、いざ読んでみるとちゃんと分かるんですよね。この本は女子高生の日常をとおして秋田弁の面白さや秋田の人の気質についてとても面白おかしく語られているのですが、そこで使われる秋田弁のチョイスがまた絶妙でとてもおかしかったです。「け」とか「ながまれ」とか、秋田の人にしてみたら当然のように使われている言葉を取り上げている点や、見栄っ張りだという県民性にふれているくだりなんかはすごく首肯できる部分も多くて笑ってしまいました。


秋田と全く縁もゆかりもない人が読んでもそこそこ楽しめると思いますが、例えば身近に秋田の人がいればより一層楽しめる作品だと思います。秋田出身の人にとっても楽しめることはわたしが保証します。