日々変わりゆく自分の思考とか嗜好とか志向

今朝、テレビを付けていたらPSP版「ぼくのなつやすみ2」のCMを見かけました。

以前のわたしだったら即日買いに行っていたのですが、実はPSP版の「ぼくのなつやすみ4」だけではなく、PS3版の「ぼくのなつやすみ3」さえもクリアしていないのでちょっと思いとどまることにしました。マイナーチェンジ部分はあるにしても、基本はPS2版と変わらないでしょうし、焦る必要もないかなと。


ただCMを見て感じたのは以前ほど、このシリーズに魅力を感じていないということなんですよね。そこにすごく驚いたし、さみしくも感じたのです。


元々このシリーズが始まったのはわたしが大学生の時ですからもう10年も前のことなのですが、大学4年生の時に初めてこのゲームを見たときに「小学生の時の夏休みを追体験できるなんてすごい!!」とそれはもうかなり喜んだことを覚えています。さらに実際やってみるとこれまたものすごく懐古的な気分に浸れる内容でしてもう大満足。
それ以来、夏が来るたびに過去の作品をやり直したり、新作が出ればそれもやったりと毎年毎年、ゲームの中でなつやすみを楽しんでいたのです。もうわたしはゲームの中のような小学生には戻れないけれど、でもこのゲームをやればその時に戻ったような気分で楽しめるという事実はとても嬉しいことでした。
いつでも戻りたいと思えば戻れるってことですから。


ところがいつしかこのゲーム、このシリーズにも興味がわかなくなっていました。
それはいつからか思い出せないのですが、2年前に買った「ぼくのなつやすみ3」をまだクリアしていないということは2年前には既に興味らしい興味を失いつつあったと言えます。


2年前のことを思い出してみると、ちょうど上の子が4歳になりたてのころでして、下の子がまだ1歳になるかならないかという外に連れ出すには微妙な年齢でしたので、遠出をするときには上の子と二人で出かけるようになった頃でした。
その当時いろいろと二人ではまっていたことがあるのですが、その一つに虫を捕まえるというのがあったなあーと思い浮かべたところで「そういえば虫取りとか川遊びもこのころからやり始めたな...」ということも思い出し始めました。
上の子とぼくのなつやすみの中でやるようなことをやりだしたあたりから、ぼくのなつやすみに興味がなくなったのは果たして偶然か否かと考えると、やはりどうしてもそれが偶然とは思えません。


思うに、今までゲームの中でしか消化できなかった欲求か、子どもといっしょにやるようになったことで満たされているんじゃないかという気がしています。果たせなかった夏休みの代償行為として必要だったゲームが、実際にそれ自身をできるようになったことで不要になるというのは何だかとてもわかりやすいというかなんというか。。。


子どもがもう虫取りとかやらなくなる年頃になるまでは、ゲームで虫取りに励む日々とは縁遠くなりそうです。
でも買ってあるゲームくらいはクリアしておきたいなあ。




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