秋田の経済状況についての記事を読みました。
経済状況の改善には、企業の協力が欠かせない。佐竹知事は1年間で、県内外で約20社への企業訪問をこなした。また、県内で10社以上のトップと懇談した。知事選では秋田市長時代8年の実績として、15社を新規誘致したとアピール。
しかし、ここ数年ほぼ1ケタで推移していた県内の企業誘致は、09年度、ついにゼロとなった。
http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000001004170002
今年の年末までには秋田駅前のヨーカドーの撤退も決まっているわけで、この状況を踏まえてこれ以上企業を誘致しようというのは無理があります。県としては県内の経済状況を改善する足がかりを作るために県外から企業にきて刺激をあたえてほしいと願うのでしょうが、そもそも経済状況がよくない場所へ企業が進出しようと思うかといえば当然Noに決まっています。よほど秋田への想いがある企業以外は首を横に振って当たり前なのです。
話は変わるのですが、秋田県内でも20代30代の若い人たちが自発的に秋田を活性化させようという動きが活発になっているようです。
例えば昨日NHKをみて初めて知ったのですが、twitterを使って町おこしをしようという「ヨコッター」というプロジェクトがあるようで、Ustとtwitterを使って情報発信している様子が取材されていました。横手の情報をtwitterで発信することで町おこしをしたいということでしたが、今後この動きが県外でも広く認知されるようになってくればおもしろいんじゃないかなと思います。
官主導の経済活性化はもう手遅れであり、かつ彼らのやり方は時代にそぐわなくなってきています。また、ヨーカドー撤退の経緯などを見てきた限りでは力不足でもあると思いますし、どうみても安心して任せておけそうにもありません。ただ、経済活性化が官の仕事かと言われるとわたしは違うんじゃないかと思ってます。
ですので、県一発逆転を狙うかのように県外から企業を誘致しようとするよりも、県内のこういう自発的な活動を地道に支援していく方が長い目で見ればいい方向に向かうような気がします。
まずは県内を活性化させて、県外から見て魅力ある場所に見えるようにすることが最優先事項なのではないかなと。
そして秋田を離れてみてわかったのは、秋田という場所には外部の人を惹きつける魅力は潜在的には十分あります。アピール下手な県民性もあってあまり知られていないのでしょうが、ヨコッターのような地域からの発信が行き渡ればこれからは明るいのではないかと思います。
男鹿の人も誰かこれを真似してogatterとかやればいいのに。
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消えそうなのでこちらは抜粋しておきます。
■秋田県横手市の地域おこしグループ
http://www.nhk.or.jp/bizspo/special/index.html
・「Yokotter」=ツイッターやUstream配信などで、地域(横手市)おこしを行う団体
詳しくは、HP http://yokotter.sub.jp/ をご覧下さい。
・「横手駅前温泉ゆうゆうプラザ」=イベントが行われていた横手市の温泉施設
秋田県横手市駅前町7−7
HP http://www.yokote.co.jp/yuyu/02_onsen/index.html