「マーシャル博士の恐竜ランド」見たよ


タイムワープの実験に大成功したマーシャル博士(ウィル・フェレル)。だが、ワープした先は危険でいっぱいの“恐竜ランド”だった…。しかも着いて早々タイムマシンを失くすという大失態! 類人猿のチャカの案内で装置を捜索する博士たちだったが、裏ではトカゲ族・スリースタックの陰謀が着々と進行しつつあった。果たして博士たちはこの陰謀を阻止し、無事元の世界に戻ってくることができるのか?

『マーシャル博士の恐竜ランド』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。ウィル・フェレル主演最新作。


ウィル・フェレルの底抜けのアホさに大笑いしました。期待どおり、ものすごくおもしろかったです。
この映画みたいにまったく躊躇することなく「くだらねーw」と笑える映画というのはなかなかないもので、その点だけでも非常に貴重な映画だと思います。恐竜や異星人に殺されそうになるなんていうシリアスなシーンも気付けば笑ってしまう展開になってしまっていてすごく楽しい作品でした。


そんなおバカ映画に分類される作品でありながら、なぜかとてもグッとくるシーンもあってその落差がとても印象的。
わたしが一番グッときたのは、巨大なカニをチャカ(猿人)とウィルとマーシャル博士の3人で食べるシーンなのですが、ウィルがマーシャル博士とチャカにキスしろと茶化しはじめて、しかもなぜかキスすることを前向きに考えはじめるマーシャル博士となぜかそれを拒もうとしないチャカの様子がものすごくかわいくてすごくよかったです。
美しい空をバックにして、3人があーだこーだと話して悪ふざけをしているだけなのにもうとても楽しいし、ちょっと照れてるチャカがキュートだし、「何だよこれ、すごくいいじゃん!!」とひそかに興奮してしまいました。このシーンはたくさんの人に見て欲しいなーと思います。


この作品を観るまでは「きつねと私の12か月」でリラが川を渡るシーンが今年観た作品のベストシーンだったのですが、これはそれに並ぶほどすばらしいシーンでした。


そういえば、ウィル・フェレルの作品と言えば「俺たち〜」という邦題が付けられるのがもはや慣例となりつつあったのですが、この作品は珍しく別のタイトルがつけられていました。へえー、珍しいなと思って映画館へ行くと、ポスターには「俺たちタイムトラベラー」という文句が書かれていて、少なからず同様のタイトルを検討してんだなというのがうかがえました。
作品にタイトルをつけるのって本当に難しいなと思うし、今回についてははずしてよかったんじゃないかと思います。


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