おっぱいバレー(完成披露試写会の舞台挨拶)


4月9日に渋谷C.C.Lemonホールにて行われた「おっぱいバレー」の完成披露試写会に行ってきました。
普段、映画関係の活動はすべて単独行動なのが基本ですが、今回の試写会のチケットを手に入れたのはわたしではなく友人のid:aki-moriであり、そんな彼に誘ってもらい参加することができました。


試写会は18時開場で19時開演の予定でして、特にハプニングもなく予定どおりにイベントは開始されました。


始まってまず驚かされたのは、舞台挨拶ではなくいきなりライブが始まったこと。
予想外の展開に驚きつつも、上に書いたとおり今回はわたしが当選したわけではないのでもしかしたら当選した人にははがきやメールでそういう告知があったのかなともちらりと考えたのですが、周囲の反応を見てると本当にサプライズイベントだったようでみな一様に驚いている様子でした。我らがid:aki-moriもまったく知らなかったようで口をポカーンとあけて放心してました。
で、ライブをはじめたバンドと言うのがCaocaoという映画の主題歌を歌っているバンドだということは開幕直前のアナウンスから何とか知ることが出来たのですが、出てきてびっくり、ELT持田香織田島貴男というものすごい豪華な組み合わせでした。すげーーーー。
そしてもっとすごかったのが、id:aki-moriの隣に座っていた20代前半の女の子たちの興奮っぷり。Caocaoが出てくるとわかるやいなや、座席から飛び跳ねるように立ち上がり、両手が取れて飛んでいってしまいそうなくらいに両腕を激しく振りながらものすごい大音量の声で「もっちー!!もっちー!!」と連呼しはじめたのです。わたしのようなはてなーにとって「もっちー」と言えば、id:umedamochioですからその名前を連呼されることにはとても違和感を覚えたのですが、それはともかくとして、その喜び狂う姿があまりに激し過ぎて正直ちょっとドン引きしてしまいました。
好きな人が出てきたわけですから相当嬉しいことはよくわかりますが、この間観た「少年メリケンサック」の中にだってあんな激しく叫び狂ってるパンクな人はいなかったよなあ...。


そんな恐怖体験もCaocaoの歌の終焉と共に終わりを告げ、持田/田島両名へのちょっとしたインタビューをはさんだ後に本題の舞台挨拶が始まりました。


登壇者は綾瀬はるか青木崇高羽住英一郎監督+Caocaoの2人の計5名。


この舞台挨拶で一番気になっていたのは上映前の挨拶だった点です。
わたしの拙い経験上、上映前にやる舞台挨拶と言うのは比較的盛り上がらない傾向にあります。理由は簡単で作品の中身に踏み込んで発言することが出来ないことが多いからです。まして、この作品には「おっぱいが見れるのかどうか」という非常に大きな争点があっただけに、余計に盛り上がりに欠けるんじゃないかと言う心配があったのです。


ところが、やわらかい空気を漂わせるような綾瀬の発言で場が和み、そんな彼女の発言を上手くフォローする青木、羽住監督の発言ひとつひとつのあたたかさにはグッときたし、さらに「この作品の時代背景が自分自身の過ごした中学生時代とかなり被るためにものすごく感情移入してしまった」と田島貴男が作品べたぼめして映画に対する期待感を上手く煽ってくれました*1


また、以前ニュースか何かで話題になったことがあるのですが、現場では「おはようおっぱい」「お疲れおっぱい」という挨拶をするように監督から言われたらしいのですが、その話題を司会の方が振ってくれたのでその時に綾瀬が「おっぱいは...」とか「おっぱいと...」と何回もおっぱいおっぱい言わせていたのはひじょうに感激しました。あの司会の方は本当にすばらしい方だと思います。
観客が本当に聞きたい事を悟ってそれを聞いてくれる最高の司会でした。


さて。舞台挨拶も佳境に入り、スチール撮影をしようかというその時に場内の一部がややざわつき始めました。
その人たちが気にしている方向を見てみると....なんと鳥居みゆき発見。私の座っていた座席とは反対側だったので何をしていたのかはよく分からなかったのですが、両手にバレーボールをもって一生懸命ステージ側に何かをアピールしているようでした。
その後おもむろに彼女がステージ側に歩いていったので、「これは何かやるのかも」と期待したのですがそのまま出口から帰ってしまいました。結局彼女がいったい何をしたかったのかはさっぱり分かりませんでしたが、遠目からも彼女からは危うげな雰囲気が感じられたので妙な絡み方をせずに帰ってくれて安心しました。


その後スチール撮影が終わると登壇者が退場して舞台挨拶は終了となりましたが、Caocaoに興奮していたパンクな女子2名もまた、登壇者を追いかけるように退席しました。大好きなもっちーの出待ちでもするのかも知れませんが、そんなのはどうでもよくて、ひとまず映画を観ている最中に奇声を上げられるおそれがなくなって一安心しました。


今回の舞台挨拶の一番の目的は初綾瀬はるかを観ることだったのですが、ひとまずその目的が達せられてとても満足です。
挨拶自体もすごくよかったし、予想以上にさまざまな盛り上げようという工夫が見られて非常にポイントの高い舞台挨拶でした。

*1:もっちーは映画のモチーフと先生役が綾瀬というのがすごくいいというコメントだったと記憶していますがちょっと忘れてしまいました