幸せになるための27のドレス


他人の結婚式を成功させることに生きがいを感じている、独身ニューヨーカー・ジェーン(キャサリン・ハイグル)。いつか自分が主役になることを夢見る彼女のクローゼットの中には、花嫁付添い人として着た27着のドレスがぎっしりと詰まっている。そんな彼女が思いを寄せる相手は、上司のジョージ(エドワード・バーンズ)。だが彼は、ジェーンの実妹・テス(マリン・アッカーマン)と結ばれてしまう…。泣きたい気持ちをグッとこらえながらも、ジョージとテスの結婚式の準備を手伝うジェーン。そんなある日、彼女の“付添い人”という生き方に興味を持った新聞記者・ケビン(ジェームズ・マーズデン)が、取材のためジェーンに接近。ジェーンがウエディング・ドレスを着る日は訪れるのだろうか? 『プラダを着た悪魔』のスタッフが贈るロマンス・コメディ。

『幸せになるための27のドレス』作品情報 | cinemacafe.net

TOHOシネマズ宇都宮にて。
最近「セックス・アンド・ザ・シティ」というアメリカのドラマから派生した映画の予告が流れ始めたのですが、これが非常に目障りで不愉快なのです。「世界で一番有名な4人のニューヨーカー」という宣伝文句からしてもう意味が分からない。4人が一番なのか一番が4人なのかはっきりしていなくて分かりにくいし、予告から伝わってくる音楽も映像も妙にギラギラとたぎっていて気持ち悪くてしょうがありません。
この作品が好きな人には申し訳ないのでこれくらいにしておきますが、この予告のせいで最近は「ニューヨーカー」という言葉には非常に嫌悪感をもってしまうのです。でも、たった一つ嫌いなものがあるからと言ってニューヨーカー全体に苦手意識を持つのはよろしくないと思い立ち、独身ニューヨーカーを扱った「幸せになるための27のドレス」で免疫をつけるべく観に行ってきました。


作品のストーリーは可も不可もなく、たぶん予告を観れば全容が分かるほど分かりやすくてよかったのですが、私が一番面白いと感じたのは「ブライドメイド」という存在です。これはアメリカで行われる結婚式では非常にメジャーなもののようですが、この作品で初めて知って非常に興味を持ちました。結婚式の様式に合わせてさまざまな格好をするブライドメイドの大変さや苦労を通して、結婚式の日米間の違いがとても如実に見えてきてなかなか楽しかったです。


男女問わず、結婚式が好きな人にはとても面白い作品だと思いますし、とてもお奨めです。逆に結婚式なんて興味ないという人には得るもののない作品に感じられると思います。

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