ベクシル −2077日本鎖国

21世紀初頭。人類に延命効果をもたらしたバイオ・テクノロジーとロボット産業が急速に発展を遂げたことにより、日本は市場を独占し世界を大きくリードした。
しかし様々な危険性が指摘されるようになると、国連はこれらの技術を厳格に規制することを求めた。
日本政府はその要求に従うどころか、反旗を翻して我が道を行く決定を下したのだった。
その決断とは...。

『日本鎖国

2067年。日本はハイテク技術を駆使した完全なる鎖国をスタートする。その後日本の情勢は秘密のベールに包まれたまま、10年が経過した。
そして2077年。米国特殊部隊"SWORD"所属の女性兵士、ベクシルは、日本への潜入作戦を実行する。しかしそこでベクシルが目にしたのは、想像を絶する光景であった。延々と続く荒涼たる地...これがハイテク技術の末に辿り着いた、真の日本の姿なのだろうか? 

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7931

MOVIX宇都宮にて。

CGが美しいとか黒木メイサの声がたまらないとかいろいろと褒めるべき点はあるのでしょうが、私は「侵入する興奮」が味わえるという点を何よりも褒め称えたいです。


圧倒的な技術力を持ち、他国からの干渉を避けるために鎖国してしまった日本。衛星写真すら写らないその場所の調査を行うためにの兵士達が日本に忍び込むのがまず第一の侵入。
次いで、あるルートを介して大和重鋼本社へ入り込もうとするのが第二の侵入。
この二つの侵入シーンだけでもう大満足です。他のシーンは全部おまけ。そのくらいいい出来でした。


どういう仕掛けや敵が待ち構えているのか知る事も出来ない場所に身一つで突入するわけですから、捕まったらあんなことやこんな事をされちゃったり、挙句痛い事されて遺体になる(ここチェック)可能性もあります。そんな危険な場所へ突っ込む瞬間の緊張感がひしひしと伝わってきて、見ているこちらまで身構えてしまいました。


夏休み前日の終業式の時の高揚といえば何となく理解してもらえるのかも知れません。あんな感じの興奮。


ストーリー全体としてはそれでいいの?ってのが結構あったのですが、でも理解出来ない箇所はほとんどなかったし、とても楽しめました。長編のアニメって簡潔で見やすくて楽しいです。予告が流れていたエクスマキナとかエヴァも見ようかな。


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