ホワイト・プラネット


地球上のもうひとつの惑星"北極"
消滅の危機に瀕した氷の王国で、動物たちの命をかけたドラマが幕を開ける!

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6982

宇都宮ヒカリ座にて。
北極に生息する動物達の生態について、とてもよくまとめられた作品でした。逃げ惑う小動物とそれを追いかけるキツネとか、ホッキョクグマが冬眠しながら子育てしているところとか、これどうやって映像にしているんだろう?という映像が盛りだくさんですごく面白かったです。


前にも書いたことがあるかもしれませんが私は海が大好きです。そして嬉しい事にこの作品では海中の映像がたくさん出てきます。海中をさまようプランクトンやマッコウクジラ、そして奇妙に光り輝くイカなどが生息している様子が見られるだけでもとても気分が高揚してきます。さらに映像に合わせて流れる音楽もすごく独特で神秘的な雰囲気作りに一役かってたように思います。


北限の地の冬という極限とも言える寒さの中を耐えて生きる動物も居れば、一年間で1〜2ヶ月だけ訪れる夏にだけ住み着く動物もいます。餌が豊富にあるこの地の夏の活況は、まさにリゾートのようです。北極にもこのような時期があることは知りませんでした。
そんな日常見ることのない地の様々な表情を堪能出来る作品でした。


ちなみに一番好きだったのはカリブーの生態。100日かけて1000km旅をして北極海に向かう習性があるというのは非常に興味深かったです。誰に指図されるわけでも無いのに、みんな必死に旅をするその姿が何だかいじらしくてよかったです。