西遊記

三蔵法師一行が立ち寄ったのは、草木の枯れた砂漠の町。王宮に招かれた一行は、魔法で醜い亀にされてしまった王様と王妃様を目の当たりに…。かつて緑豊かだったこの国に金角大王銀角大王という恐ろしい兄弟妖怪が現れ、この国の緑とすべての財宝を奪い、王様たちに妖術をかけて去って行ったという。王女・玲美は三蔵たちに懇願し、金角・銀角を倒す旅に出かけることになる。砂漠を抜け、荒れ地を渡り、ようやくたどり着いた魔の山。そこは恐ろしい罠が仕掛けられた危険な山だった。そして、ついに金角・銀角が住むという山頂に着いた時、そこに待っていた予想外の真実。はたして悟空と仲間たちは、滅びかけた町を復活させることができるのか

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7170

TOHOシネマズ宇都宮にて。
シリーズものではありますが、テレビドラマ版を見ていなくても楽しめました。それだけで大満足です。


この作品の見所は何と言っても多部未華子さんです。というかストーリーもドラマの流れも知らないのでそのくらいしか積極的に楽しめる場所はありません。
先日、DVDでHINOKIOを見た時にも思ったのですがすごくかわいいとかすごく美人とかそういう抽象的な評価は彼女にはしっくり来ません。言葉にしがたい魅力があるのは事実ですが、そこを何とかもっとこう具体的に言えないものかと思ってたら今回の役はまさにぴったりでした。
そう。彼女のイメージは、とある国のお姫様なのです。ちょっとツンツンしていつも偉そうだけど、不意に優しくしてくれる気の強いお姫様。これこそ彼女のイメージにぴったりなのです。この配役した人天才です。


ドラマ版を見ていた人だけの笑いどころもいくつかありましたし、笑いどころ以外も周囲の反応は良かったのでドラマ版が好きだった人は見て損は無さそうです。私も上では適当な事ばかり書いてますが、知らないなら知らないなりに楽しく2時間を過ごせました。確かに寒い表現も散見されましたが、別に非難するほどではないです。そういう世界観なんだろうしね。
ネット(Yahooやgooのレビューなど)では酷評されていますが、それほど酷い出来ではありません。この映画よりもツマラナイ映画なんてそこらにゴロゴロ転がっています。
そもそも。私はドラマ版の第一話目を見て、ドラマと言うよりもコント優先な構成に耐えられず見るのを止めましたが、そのレベルと何ら代わりはありません。テレビ版を最後まで見たような好きな人であれば、今更そんな評価するのもどうなの?なんて思ったりして。映画って事で期待し過ぎたのか、それとも私と一緒でテレビは見なかったけど映画は...って人なのか。
ま、公開規模も大きいだけに批判が目に付きやすいのかもね。


なんだかんだでこの作品、好きですよ。


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