県、自殺率が12年連続1位

厚生労働省が6日発表した06年の人口動態統計(概数)で、秋田県出生率は12年連続で全国最低、自殺率も12年続けて全国で最も高かったことがわかった。


06年に県内で生まれたのは男3999人、女3727人の計7726人。人口1千人あたりの出生率は全国平均の8・7を大きく下回る6・8で全国最低だった。ただ前年よりは0・1ポイント上がった。


出生数から死者数を引いた自然増加数は5831人のマイナス。人口1千人当たりの自然増加率は、全国平均が0・1の増加に転じたのに対し、マイナス5・2で11年連続全国最低だった。


また、人口10万人あたりの自殺率は42・7と、全国平均の23・7を大幅に上回った。全国唯一の40人台だった。自殺予防を進める県健康推進課の佐藤唯直課長は「非常に残念だ」と話した。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000706060003

全国で一番生まれてくる子どもが少なくて、それでいて自殺する人はダントツ全国一位。
子どもが少ないのは子どもを生むくらいの年齢の人間が県外に出て行ってしまっているからでしょう。かく言う私もその一人。
そもそもさ。そのくらいの年齢の人間が働くに足りる環境が無さ過ぎるんだから、そこから改善しないと一向に変わらんでしょ。みんなから税金を多めにとって子育てしやすくするって言われても、子育て以前の根本的な部分(働く場所だったり住む場所だったり)が未だ揃ってない様に感じるんですよね。
子育て新税をやる前にまずは秋田そのものの価値を上げるのが先決。はっきり言って表層ばかり取り繕っているような印象がどうしても拭えません。子育て新税をすれば出生率が向上するなんて思ってるとしたらよっぽどオメデタイ頭です。


あと自殺はな〜...。正直こればかりはどうも理解出来ないのです。たしかに閉鎖的な田舎だし、コミュニティが確立されているから入っていないと孤立感を感じそうだってのは分かるのですが、でもこの程度閉鎖的なのはどこの田舎も一緒だと思うのです。


とか書いてたらこんな記事を発見。

都道府県の自殺率(人口10万人当たり自殺者数)の上位10県を高い順にあげると、秋田、青森、岩手、島根、新潟、宮崎、山形、高知、和歌山、佐賀となっている。最も高い秋田県の自殺率42.1は世界第1位のリトアニアの44.7(2002年)よりは低いが、世界第2位のロシアの38.7(2002 年)を超えている(図録2770参照)。

高齢者の自殺の原因・動機は「健康問題」が多くを占めている一方、40〜50歳代では、「仕事・生活・経済問題」が原因・動機となっている(図録2760参照)。時系列でも景気動向との相関が認められる(図録2740参照)。自殺率の高さはこの健康(高齢化)と経済(仕事・生活)という2大要因でかなりの部分説明される筈である。前者の要因を「高齢化要因」とし、後者の要因を「経済要因」として都道府県データを対象に回帰分析を行った結果から各都道府県の自殺率の高さを要因分解した。「高齢化要因」「経済要因」の指標としてそれぞれ65歳以上人口比率と失業率をとっている。また実績値と推測値の差を「その他の要因」としている。


自殺率の高い県では、秋田県は高齢化要因(健康要因)と経済要因を合わせると全国で最も高く、高齢者の多さや景気の悪さから全国1となる可能性をもっている。実績値はこうした要因による部分の他に、「その他要因」が加わり更に高い自殺率となっているのが実情である。青森、岩手も同様の状況にある。同じ東北でも仙台を抱える宮城は、高齢化の程度が低く、経済もそれほど悪くなく、また「その他要因」は北東北3県とは対照的に自殺率を低くする方向に働いている結果、全国平均より低い自殺率となっている。

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たしかに上の出生率低下のところでも書いたけど、どうしたって経済的な破綻っぷりは行き先真っ暗と思わせるには十分です。先日秋田に帰った時に話題になったのですが、県内有数の飲み屋街である川反のあたりも平日週末問わず寂しい状況のようです。たしかに私の結婚式(4年くらい前ですが)の前日に嫁友と飲み会をしたのですが、金曜日にも関わらず全然人居なかったんですよね〜。
お金の問題もありそうです。


まだまだ思いつく要因はいくつかありますが、まとまらなそうなのでまた近いうちに書きます。