産んだら必ず子供を愛するべきだという机上の空論 子供への愛情よりも苦痛が上回る瞬間

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子供を育てたことのない人は、子供を生んだら愛するのが当然だというその正論を振りかざすのをちょっと思いとどまってほしい。その正論は机上の空論ですよ。

私も子供が出来るまでは机上の空論派でした。子連れがうるさかったりすると、「チッ」っと心の中で舌打ちしたり(ごめんなさい)
森ビルで子供が自動ドアに挟まれた事故を聞いた時も「ちゃんと手をつないでおけよ」と思ったりしていました。


でも実際に子供を育てる立場になり、いかに自分が分かっていなかったのかという事を思い知らされました。たまに子守をするだけでもヒーヒー言ってる立場からしたら、毎日子供と向き合って生活する事がいかに大変か容易に想像できます。子供が起きている時間すべてが労働時間なんです。しかも肉体労働。これが大変じゃないわけがないですよね。。。
この大変さへの無理解がまず一つの問題。


「大変だって言うのは分かるよ。けど...」って言うの人の多くは分かってるつもりなだけ。まさに机上の空論派なのです。


もう一つ問題としてあるのが母性本能という言葉の魔力。本能と言われると必ず備わっているものと考えがちですが、私は母性本能なんてのは人間には備わっていないと思います。
理由は簡単。


備わっていると仮定した場合にそれを覆す反例がすぐに見つかります。自分の子供を(一番かわいいと言われている幼児でさえ)手にかける場合があるのです。


つまり母性なんてのは生まれながらに持っている本能ではありえないのです。どちらかと言うと日々育てていく中で育んでいくものだと私は思っています。


けれども「自分の子供がかわいくない」なんて言うと眉をひそめられる事がほとんどなのではないでしょうか。つまり、自分の子供がかわいいと言うのは当然の事であって、そう思わないのはおかしいと言うのが常識として浸透しています。これだけ世の中が変わってきても何故か母性神話は現代でも強く根付いています。本当に不思議です。


そういう大多数の意識があるので、自分の子供がかわいく思えない人は自分がおかしいのかと悩んでしまう事だってあるわけです。単に子供を育てる事ですら大変なのに、それにそういった悩みまで加わってしまったらもう完全にアウト。育児ノイローゼ街道まっしぐら間違い無しです。


もう何を書いていいのかさっぱり分からなくなったのですが、子供→無条件でかわいいもんじゃないってのをもっと多くの人が分かっててもいいんじゃないかと前から思っていたので、この記事読んで非常に共感を覚えたので書いてみました。


つうか長文過ぎて自分でも萎えた(恥)