先週のランニング


5/28〜6/3の週で走った分のまとめ...はありません。
今週は走りませんでした。

まとめ

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というわけで5/28〜6/3に走った距離は0kmでした。

先週、というよりも5/24以降はまったく走っていないので今日で完全休足11日目です。脚の痛みはほとんどなくなっていて日常生活にはまったく支障はありませんが、まだランニングを再開するのはちょっと怖くて躊躇しています。

最後に走った5月24日の時点で普通に生活を送る分にはまったく痛みを感じないところまで回復していたのにたった3kmちょっとを走ったらすぐに脚が痛くて走れなくなってしまいましたし、そもそも怪我をしたときの「痛みなんて何にもなかったのに走っている途中で急に痛くて走れなくなる」というあの恐怖をどうしてもぬぐい切れずにいきます。走っている途中で脚が痛くて走れなくなった瞬間の夢をたまに見ちゃうくらいにはトラウマでです。


いまはアキレス腱とふくらはぎにまだ軽い違和感があるような気がしているのでもう少し走らない方がいいんだろうなとは思っているのですが、昨日柴又のボランティアをしていたときにいっしょに働いてた人に「膝とアキレス腱は無理をすると一生ものになるから気を付けた方がいい」と脅されたアドバイスしてもらったのもちょっと気になっています。


その人は膝を痛めて1年以上走れなかったことがあるそうですが、そのときのことを振り返って言った「このまま一生走れないかと思ったよ」という言葉にドキッとしました。
というのも、まったく同じ言葉をこの一か月ずっと思い浮かべては振り払い続けていたのでとても他人事とは思えませんでした。1年走れないなんて怖いよね...。


そんなわけで怪我自体はだいぶよくなったものの心身ともにまだまだ走れるようになるには至らず、これからどうしようかなということを今日はぼんやりと考えていました。
怪我をした直後に比べればだいぶ現実を受け止められるようになったし気持ちも落ち着いてきたしそういう意味ではかなり元気になりましたが、まだまだ実のある練習はとてもできないので以前のように練習日誌的なことはしばらく書けそうにもありません。


前のような記事を書こうと思えば、まずはしっかり治してランニングができるようになるまでは大人しくしていようかなと思ったりもしたのですが、ふと先日読んだ本のことを思い出しました。


チーム (実業之日本社文庫)

チーム (実業之日本社文庫)


有名なシリーズなので読んだことがある人も多いと思いますが、箱根駅伝で学生連合で参加することになった人たちを描いた「チーム」とその後を描いた「ヒート」と「チームⅡ」、そしてその外伝的な「キング」の4作品です。


この作品は単純に物語として読んでもとてもおもしろくて好きなのですが、それだけでなく怪我をしている今読むとめちゃくちゃ前向きになれる優れものです。
本シリーズでは一流のランナーを中心に物語を紡いでいるだけあって出てくる選手たちが怪我をしてしまうシーンが何度か出てきます。怪我は軽いものから選手生命を絶たれるレベルの重いものに至るまでさまざまなものが描かれているのですが、怪我に苦しみ、そしてそこから立ち直ってまた再び走り出す選手たちの様子を読んでいたら、自分もこんなふうにまた走れるようになるんじゃないかと前向きな気持ちになれました。


このときの気持ちを思い返したときに、市井のランナーがアキレス腱を痛めてからまた走れるまでの過程を記録して公開しておくことは似たような境遇の人にとってささやかな希望や支えになりうるんじゃないかと考えました。

  • あと一か月我慢すれば走れるようになる。
  • あと3か月がんばれば前のように走れるようになる
  • あと半年がんばれば昔と同じタイムで走れるようになる


すべての人に有益な情報ではないかも知れないけれど、走れないときはどういう練習をすればいいのかとか、一か月走らなければどのくらい走力が落ちてそれはどのくらい練習すれば戻るのかとか、わたし自身が怪我をしたときに知りたかったことをひとつひとつ記録しておくことは無駄ではないかもと思ったのです。そして、実はこの情報をもっとも必要としているのはまた怪我をしてしまっているであろう未来の自分だと思っています(笑)


というわけで怪我は治ってないしまだまだ走れませんが、ブログを再度公開することにしました。今日からまたよろしくお願いします。