「キャプテンハーロック」見たよ


銀河の果てまで進出した時代、残されたフロンティアのなくなった人類は、地球への居住権をめぐり紛争を引き起こした。この紛争の切札として建造された四隻のデス・シャドウ級宇宙戦艦。その四番艦・艦長の名前をハーロックと言った。しかし、英雄と呼ばれたハーロック終戦とともに姿を消した。そして次に姿を現したとき、彼は艦首に巨大なドクロを刻んだ海賊船を駆る、呪われた宇宙海賊となって政府に叛旗を翻した。なぜハーロックは姿を消し、海賊となって現れたのか?彼の目的は?そしていま、ハーロック暗殺計画が発令された…。

『キャプテンハーロック』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮で3D版を観てきました。

原作は観たことも読んだこともないのですが、予告映像がとてもきれいだったので3Dで観てみたくなって観に行ったのですが、期待どおりの映像美を堪能できるよい作品でした。いままでいろんな3D映画を観てきましたが、この作品はその中でも指折りの3Dで観るべき作品だと断言できます。

単に奥行を感じさせるだけでなく、「そこに実在するかのように見える現実味のある映像」を実現するために3Dが使われていて、どの場面でもそのリアリティある表現力に圧倒されました。これは本当にすばらしいと思います。

いま目の前にある自分の生きる現実とは異なる非現実的な世界。
それを何の違和感もなく眼前に提示してくれたこの作品にはどんな賛辞を述べても足りないくらい感動しました。臨場感があるとか、立体的で手触りまで感じられそうとかいろいろと褒め言葉を考えたのですが、もうぜんぜん足りません。とにかく観てよかったと思える映像の作品でした。

もうほんと最高!


ただ、ストーリーの一部にとても興をそぐ箇所があってそこでちょっと冷めてしまいました。
具体的には主人公の一人であるヤマの優柔不断さというか煮え切らなさが物語をむだに右往左往させてグダグダにしているように感じたし、映像にやたら臨場感があったせいなのかも知れませんがスクリーンの中にいますぐ走って行ってグーで殴ってやろうかと思うくらいイラッとしちゃいました。

ちなみに声優陣に俳優・女優を散りばめていたのでそのあたりがちょっと不安だったのですが、見てみたらまったく問題なかったです。違和感もなく、作品の世界観を損なうことなくとてもうまく演じていたように感じました。


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