「シーサイドモーテル」見たよ


周囲を山に囲まれながらも、そのホテルの名は“シーサイドモーテル”。インチキ化粧品のセールスマンに陽気なコールガール、借金を踏み倒したギャンブラーその恋人の猫好きな女。謎の訪問者、チンピラと多彩な顔触れがこのホテルに足を踏み入れ、それぞれの部屋でそれぞれのドラマが展開される。やがて朝を迎えたとき、ほんの小さな幸せを願う彼らは、海のないこのホテルで海を見つけることが出来るのか――?

『シーサイドモーテル』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。
本作は山奥にある小さなモーテルで起こる出来事を、部屋や時間をザッピングしながら語られていく物語なのですが、個々の部屋のシーンは非常に秀逸で楽しく鑑賞できた半面、全体として観ると一体何だったんだろう...という気持ちになる作品でした。キャストも相当豪華なのですが、それぞれが十分に活躍出来ていたとも思えなくて全体的に物足りない作品でした。
元々B級っぽさが売りだとは思っていたので期待していたつもりはありませんし、安っぽい映像と演出で語られるおもしろいストーリーという期待には十分応えてもらいましたが、でもザッピングしてるんだからもう少し全部を観たときに「なるほどー」とか「うまいなあ」と唸らされる何かは欲しかったんですよね。「実はこことここがつながってたのかー!!」的な驚きとかさー。それがさほど何の驚きや発見もなく終わられるのって寂しいのなんのって...。
うん...。期待してないと言いつつ、やっぱりいろいろと期待してたんだな、おれ...。


さてさて。とまあ、がっかりしたところもあったとは言え、最初にも書いたとおり個々の部屋での出来事についてはとても面白く練り上げられていて面白かったです。安っぽいホテルの一室で繰り広げられるインチキセールスマンとコールガールのだまし合いや、200万貢いでやっと連れ出したキャバクラ嬢とヤリたくてしょうがないおっさんの奮闘は見ていてニヤニヤしてしまうほど面白かったです。
さらにリンダ...じゃなくて玉山鉄二のチンピラ丸出しのキャラクターとやわらかい空気をまとった成海璃子の組み合わせはすごく新鮮でよかったです。玉鉄が超絶イケメンなのは知ってましたが、成海璃子が手を縛られて口にガムテープを貼られている姿にグッときたし、今まで見た出演作品の中でも一番かわいくみえました。超よかった!! SO CUTE!!


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