「セントアンナの奇跡」見たよ


現代のニューヨークで、謎の射殺事件が勃発。郵便局で働く定年間近の真面目な男がある日、カウンターに現れた男性客の頭にいきなり銃弾を打ち込んだ。彼の名はヘクター。犯行に使われた銃は、古いドイツ製のルガーだった。さらに彼の部屋からは、行方不明になっていた歴史的に重要なイタリアの彫像も発見される。二人の間にいったい何があったのか? その謎を解く鍵は、1944年のトスカーナにあった――。第二次大戦中のイタリアで、ひとりの少年を助けた4人の黒人兵たちの運命を描いた、真実のドラマ。『インサイド・マン』のスパイク・リーがメガホンを取った。

『セントアンナの奇跡』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。


サンシャイン・クリーニングを観るために日比谷のシャンテに行ったときにこの作品の予告がかかっていたのですが、ものすごく続きが気になる予告でしたのでずっと観たくてウズウズしていました。まさか宇都宮で観られるとは思っていなかったので嬉しかったです。
昨年もそうでしたが、MOVIX宇都宮は秋になると本気を出してくれてとても頼りになります。今月はほかにも「3時10分、決断のとき」が上映されるのですが、こういう宇都宮では観られないと思ってたものが観られるのってすごく嬉しいです。


さて話がそれてしまいましたが本題。
定年まであと少しのところまで勤め上げたある真面目な男性が突如殺人を犯してしまう。いったい何故彼はそのような行動に出てしまったのか...というところから話が始まるのですが、その彼の本意を知った時には深く感心してしまいました。
予想どおり終始いたたまれない話が続いたのでとても気がめいる思いでしたが、この日このタイミングで2人が出会い、そしてヘクターが相手を射殺出来たことはまさに奇跡としか言いようがなく、これが実話を元にしているというのがにわかには信じられないほど驚かされました。
170分と比較的長い作品でしたが、この長い前振りがあったからこそ驚きと感動をもって物語の行く末を見られたわけですし、何より作品のほとんどの時間を費やして描かれていた第二次世界大戦中の物語も非常に緊迫感があってまったく目が離せませんでした。


こんなすばらしい作品が近場で観られるなんてめったにないのでぜひ多くの宇都宮市民にお奨めしたいのですが、18日で上映が終わっちゃうんですよねえ...。時間がある方はぜひぜひ。


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