「へんな会社」のつくり方

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

「へんな会社」のつくり方 (NT2X)

会議は立ったまま・毎日が席替え・サービス開発のために合宿ミーティングをポッドキャスト・ユーザーの要求を株式市場化50%の完成度でサービスリリース・社員はみんな自転車通勤。CNETブログの人気連載が待望の書籍化。

http://www.amazon.jp/dp/4798110523

部屋でストレッチをしていたら視界に入ってきたので久しぶりに手にとって見ました。前に読んだのは2年半前かな(前回の感想はこちら)。
社員が14人と書いてあるところを読んで3年で30人以上も増えたのかと驚いたのですが、それ以上に以前読んだ時とは受ける印象がものすごく変わってしまったことに驚かされました。
はてなユーザになって随分経った影響もあるだろうし、それなりにいろいろと見て知識を蓄えた影響もあるのだと思いますが、その独創性に感銘を受けた2年半前とは違って、冷静にはてなという会社の成り立ちを見つめることが出来ました。改めて読んでみて、前に読んだ時はいかに憧れの場所という色めがねを通して読んでいたのかということは実感しました。


さて。この本の中で、はてブのコメントが問題になっているという話が出ていて、それが改善されるためには「ユーザの成熟」が必要だということを近藤さんが述べていました。それを読んで一昨日に書いた話を思い出しました。

ただ繰り返し書きますがわたしはこの人が無断リンクやらネットの仕組みを知った上でわざとけしかけているように見えていますし、それが何なのかというのは注視していきたいなと思います。

無断リンク禁止の派生クラスなのかな? - 子持ちししゃもといっしょ

Yahooドメイン以外からのリンクを禁止するという記事についての言及しましたが、その元になった記事のコメント欄のやりとりを読んでいて、やはり彼女(実際は彼なんでしたっけ?)は何かを狙っているんじゃないかなという考えが頭から離れません。
で、ひとつ思いついたのはブクマのネガコメをあぶり出そうと思ってるんじゃないかなということ。
元々はてブが嫌いで、そのひどさを可視化してやろうと考えてわざとあんな記事を書いたんじゃないかと思うのです。成果(釣果?)は見てのとおりで十分過ぎるほどひどいコメントが集まっています。もし元記事の人の目的が上記のとおりだとしたら、目的どおりの状況になっているんじゃないかと思います。


ブクマでid:false_alarm から「目的は、自分と同じ主張を持つ人と一枚岩を築くことでは。敵を作って味方同士で固まる。」というコメントがありましたが、ブクマのひどさを見せつけることで同じ主張の人もまた可視化しようと考えているというのも無い話ではないかも知れないなと考えたりしてます。
陰謀論が大好きなので書いてみましたが、わたしの考え過ぎというのも否定できません。まだ疑いは晴れていませんが、あの人は本物の無断リンク禁止原理者かもね。


話がそれてしまいましたが、3年経った今でも十分に読んで楽しめるはてな好き必読の一冊です。
ネットで読める情報ばかりなのですが、こうやってまとめて通読することで見えてくる会社/近藤さんの面白さというのもあってとてもよかったです。