継続すること

ちょうど一年前にこんな記事を書いていました。

まぁ、だからといって別に私はおすぎになりたいとかそういう事じゃなくて、とにかく毎日続けられるものを見つけたいなと、そんなことを考え始めたのです。好きなことでもいいし、簡単で続けやすいことでもいい。とにかく毎日続けることで見えてくる世界があるんじゃないかなーと、そんな気がしています。

続けるのって大変 - 子持ちししゃもといっしょ

この時はとりあえずブログの更新を毎日やろうと決めたわけでして、でも実際にやってみて飽きたら止めちゃおうなんていう程度に軽い感じで考えていました。で、この日から毎日ブログの更新を続けてきて今日でやっと一年を迎えました。365日毎日更新なんてのは絶対に途中で嫌になって止めちゃいそうだと思っていたのですが、まあ最後の方は半ば意地になりながらも更新を続けてなんとか連続1年を迎えることが出来ました。
途中、例えばシアトルに行った時や実家に帰省した時は手元にパソコンがないので更新できないんじゃないかと思っていたけど携帯使って更新してたし、風邪を引いた時なんかブログどころじゃないよ...と思いつつも布団からはいずりだしてはちょっとだけ更新してたし、何だかんだで更新することに対する熱意というか執着を途切れさせなかったのが続いた一番の要因であるような気がします。


実際に継続してみての影響なんですが、月間平均アクセス数はこの1年で約4倍になりました。と言っても一日200〜350くらいなので一般的なアクセス数としては決して多いとは言えませんが、でも今までよりも多くの人に見てもらえるようになったというのはとても嬉しいことです。RSSに登録していただいている方もずいぶん増えたのもすごく嬉しいです。
アクセス数の増加傾向は今年の4月くらいから顕著になってきて、今では月平均のアクセスが毎月+300〜400くらいずつ増えている状況です。これだけ顕著に増えているのを見ると、続けたことによる影響があったことは間違いありません。


それと、影響というか私自身の変化ですが、自分の書いた文章をあまり読み返さなくなりました。
たくさん書いたのだからたくさん読み返しそうなもんでとても不思議なのですが、何だか読んでも前ほどおもしろくないのです。量産した分、ひとつひとつへの思い入れというものが薄れてしまったのかもしれません。いや、もしかしたら書き過ぎてマンネリというか文章自体の質がおちているのかも知れませんし、もしそうだとしたらとても寂しいなあ。


じゃあ、こうやって毎日更新してみて変化はあったけれど、果たしてこの一年で見えてきたものがあるかと言われたら正直まだ何ともいえません。文章を書くことで感じられる孤独というか疎外感みたいな感覚は感じるようになってきたけれど、逆に書くことで癒されることもあるんだというのも分かったし、でもそれが新しい世界かどうかと言うとそれほど大層なものでもないのかなと。まあ、一年目だし、こんなもんかも知れないし、逆に新しい世界が見えるというのはわたしの希望的観測なわけでしてもしかしたら続けること自体に何も意味なんてないのかもなと思ったり。


でも飽きっぽいわたしが一年間ずっとひとつの事を続けられたというのは本当に嬉しくて、と言うか、こんなにいろいろと書いてしまうほど喜んでいるのだと理解して欲しいのですが、とにかくこの達成感だけは読んでいただいていたみなさんと共有したかったのです。


おすぎの一言に端を発したこの「一年間続けてみる」という企画をやりとおしたことを報告して、今日のところは終わりにしたいと思います。


当面は今までどおりのペースで続けていきますのでよろしくです。


[追記]
ちょうど半年前の記事を見つけました(参照)。
たった半年前でずいぶんと考えていることが変わっちゃったなあ...とシミジミ読んでしまいました。