与太話ということで。
体調を崩していたおかげで、久しぶりにパソコンや本、そしてゲームや映画から離れて週末を過ごしました。
喉が痛くてあまり話せず、体が痛くてあまり動けず、という状態だったので寝たり座ったりを繰り返し、手持ち無沙汰なのでボーっと考え事して過ごしました。以前は、ちょっとした時間があれば最近起きた事とか今気にしている事について考え込む事が多かったですし、何より会社まで徒歩30分という距離だったのでその時間で考え事をする時間を持てたのですが、最近は手元に携帯とか本とかあるとついそちらに目が向いてしまいますし、会社まで歩いて10分程度の場所に引っ越したおかげで帰り道は何か考える暇すらありません。
そんなわけで何かに想いをめぐらせるにしても、考え込むというところまでなかなかいかなくなりました。
そういう意味では体調不良というのは久しぶりに自分と向き合うよい機会だったように思います*1。
今、自分自身の気持ちの大部分を占めていると感じるのが「焦り」という感情です。
現状に不満があるくせに全く改善できないことへの焦り。自身が何も成していないことへの焦り。年齢から来る焦り。
焦っているという事はすごく自分で分かっているのですが、じゃあ一体何に焦ってるんだろう?という部分を考えてみるといくつか思い当たる出来事がありました。
- 1.信頼できる人たちが辞めていった
- 元々離職率の高い職場なので辞める人は後を絶たない状況でしたが、その中にあって、この人となら一緒に新しい仕事をしてみたいと思っていた人が次々と辞めてしまいました。
私にとって仕事を続ける上での最大のモチベーションは、自らが能動的に楽しめる仕事に携われる事だと思っていますが、それを実践する上で「一緒に仕事をしたいと思える人の存在」というのはとても大きなウェイトを占めています。
それがほぼ全て失われてしまった時点で今の仕事・職場へ対する執着が一切なくなりました。
じゃあ別の会社へ行くのかと言われるとそれはそれで絶対に違ってると言えるわけで、渡り鳥のように居心地の良い場所を渡り歩くだけでは周囲の信頼など得られませんし、一人で仕事をするわけではない以上、そんな状況で仕事を楽しめるわけがありませんが、現状を変えるだけの努力もしてこなかったこの一年。
職を変えるにしても腰を据えるにしても、まずは自らの身の振り方を決めるべきだと分かりつつ、でもどちらも選びきれない現状に焦りを覚えているのだという事がはっきりと認識出来ました。
- 2.子どもが生まれた
- 立会い出産ではなかったものの、生まれたてホヤホヤの子どもを抱っこする事が出来ました。このこと自体はとても嬉しいことなのですが、出産が深夜に及んでも無事に出産出来たという経験をしたことで逆に産科のおかれている状況の厳しさを実感しました。
だってあれだけ急に連れて行ったのにちゃんとスタッフがサポートしてくれるのって本当にすごいことでどれだけ感謝しても足りないくらいのことだと思うし、絶対にこれを当たり前のサービスだなんて思い上がってはいけないと思うのです。
このサポートを実現するために尽力している人たちの働きぶりを目の当たりにした時に、自分が出来る社会的な貢献って何かないのかな?という事を考え始めたのです。
- 3.ジョブチェンジを試みて失敗
- これについては以前書いたのでここでは割愛。
転職するとして、「仕事の内容」を基準として選ぶのか、それとも「勤務地」や「安定性」など仕事の内容そのものではなく、仕事の属性で選ぶのかといった点において、自分の気持ちとしっかりと向き合えていません。
普通に考えれば仕事の内容で選ぶべきなのでしょうが、そうではない選択肢もあるのではないかという気持ちが少し沸いてきています。
- 4.通っていた映画館が立て続けに閉館
- 映画鑑賞が唯一の趣味なのですが、その映画を観る場所である映画館が2館立て続けに閉館しました。しかも自転車で行ける距離にある行きつけの映画館ばかりです。
趣味なんて無くても生きていけるという人もいますが、一度趣味を持った人が趣味を取り上げられても今までどおり生きていけるかと言われたら絶対にNoだと思います。
映画館が2館減った事で、映画を見る機会が大きく減りました。観たいと思った作品が近くでは観れないということが以前に比べて増えました。
その気持ちを埋めるように観る本数は増える一方、本数をこなすだけでは気持ちが満たされることは決してありませんでした。
私が抱えている焦りは、変わらなければいけないと認識しているのに、実際には変えようと行動していない自分への苛立ちに端を発していることがわかりました。
やりたい事はある。
やらなければいけない事はわかっている。
でも何もしようとしていない。
何か、心底ダメ過ぎるなあ...。体調崩していて気持ちが落ち込んでいるとは言え、かなり凹んでしまった。
自分と向き合うのって本当にしんどい。
*1:とは言え、発熱や喉の痛みは辛すぎるので二度と御免です...