ある雨の日、ミツバチのバリー(ジェリー・サインフェルド)はマンションの一室に迷い込んでしまい、ハチに驚いた人間に襲われる。その危機を救ってくれたのは、その部屋に住む花屋のヴァネッサ(レニー・ゼルウィガー)。バリーは彼女の優しさに惹かれ、大胆にも人間の彼女に話しかける。思わぬ出来事にヴァネッサは驚くが、次第にバリーと友情を築いていく。そんなある日、ヴァネッサとスーパーを訪れたバリーは人間が蜂蜜を横取りしていることを知ってしまう。「人間は僕らの蜂蜜を盗んでる? 俺の蜂蜜を返せ〜!」。バリーはこの不正を正すため、正しい世の中にするために立ち上がった!
『ビー・ムービー』作品情報 | cinemacafe.net
MOVIX宇都宮にて。
はちみつを人間から取り戻すべく奮闘するハチの物語。ハチが人間を相手取って裁判するという、いかにもアメリカンな作品。もっとライトな笑いのある作品かと思っていたので少々面食らいましたが、映像はさすがDreamWorksといった出来映えで非常によかったです。特にCMでも流れているバリーがテニスボールにくっついてしまうところは今まで見たことの無いような映像の連続に思わず見入ってしまいました。
この作品を見て思うのは、目の前の事だけを見て何かを判断して最適化する事の是非とその難しさがうまく表現されているなということです。
例えば。私なんかが普通に物語を書くとすれば、ハチミツを取られていると知ったバリーが良かれと思って取った行動でみんな幸せになっておしまいというのが一番収まりがいいと思いますし、そういう展開に収めると思います。それをあえてそうせずに、部分最適だけでは皆が幸せになることは難しいというところまでもっていったのは非常によかったと思います。こういう展開大好きです。
さて。
この作品のCMって結構たくさん流れているので見たことがある人も多いと思います。私も何度か見かけたのですが、あれを見る限り子どもでもすごく楽しめるような印象を受けます。そのためか、今回観に行ったときも観客の半分以上が子どもでした。あんなに子どもがたくさんいる中で映画を見たのは去年のドラえもん以来でした。シナモンが両手で足りるくらいしか居なかった事を考えれば、かなり多くの子どもやその親をひきつけたことは間違いありません。
ですが、前述のとおりストーリーはちょっと混み入っているので子どもには少々難しいようでして、中盤以降、飽きて騒ぎ出す子どもが居たりと結構難儀な状態でした。今回はハホ*1を連れて行ったので私もあまり「子連れうるせー」とは言いませんでしたが、カップルで来てた人たちはちょっと辛そうでした。
ちなみにハホは意外に飽きずに最後まで見ていました。ハチが飛びまわったり次々に変わっていく風景がすごくよくてそれが気に入ったようです。きっとストーリーなんて全然分からなかったと思うのですが、それでも楽しんでいたようで非常に喜んでいました。
次に一緒に行けるのは来月のドラえもんかな。
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*1:3歳の長女