仕事が出来る人の見分け方

昔々。
机を見るだけで、その人が仕事が出来る人かどうかを見分けられるといってのける人がいました。彼曰く、机の上をきれいにしておく能力は仕事を片付ける能力と比例しているとのこと。つまり、机の上がガンダーラな私は仕事が出来ないアッパラパーだと言わんばかりの発言に少々憮然としましたが、まあそこはぐっと我慢。大人ですから。
とりあえず机の上が汚いのは仕事が出来ない証拠だから、頑張ってきれいにしようぜ!!みたいな事を言われ、証拠も何も単なるお前の持論じゃないかと思いながらも、しぶしぶ机の上を片付けたのです。
とは言え、元々机を片付けておこうなんていう考えがミジンコほどもない人間ですので、次の日には前日と遜色ないくらい机の上は散乱してしまいまして、その光景を憐れむような目で見つめる友人に「そもそも時間が経過すればその変化に従ってエントロピーが増大するのは必然でね...」と一見もっともらしい適当なことをいってごまかしたのも今となっては懐かしい思い出です。


さて。この「机の上の美しさと仕事を片付ける能力は比例するかどうか」というのが果たして本当かどうかと考えてみると、あながち間違いではないと思います。与えられた課題を効率的に片付ける能力は身の回りを片付けておける能力と相関があるような気がします。
それは「片付ける」という同じ言葉で表現出来るという点もそうなのですが、どちらも無造作に散りばめられたモノや情報を一定のルールに従ってまとめるという本質的には同じ事を目的とした行為だからだと思うのです。


ところで。
ここまで仕事が出来るとか出来ないとか好き勝手に書いてきましたが、じゃあ仕事が出来る出来ないってのはどう定義出来るのでしょうか?
効率よく与えられた作業をこなせる人も仕事が出来る人だし、より多くの商品を売れる人だって仕事が出来る人です。仕事の数だけ「出来る人」の定義は増えていきます。
そういった個々の仕事レベルではなく、もっと抽象的なレベルで私が思う「仕事が出来る人」を表現すると、それはスムーズに人を動かせる人だと思うのです。動かされるのは部下かも知れないし上司かも知れないし、もしかしたら大事なお客さんかも知れません。相手が誰であれ、関わる人を動かせる人。そんな人と一緒に仕事がしたいな〜なんて最近考えてたりします。


やっぱりうまくまとまらなかった...。