今日は長いタイトルの作品が続きます。チケット買うときに言うのが面倒なんだよなあ...。
両親の訃報を受け、東京から山間の田舎に舞い戻ってきた姉・澄伽（すみか／佐藤江梨子）。女優を目指し、家族の反対を押し切って上京したものの、その超ゴーマンな性格が災いし、女優活動も頭打ち。そんな姉の帰省は妹・清深（きよみ／佐津川愛美）を脅かす。それは、かつて清深が姉の秘密を暴露したホラー漫画が全国紙に大々的に掲載されたためだった。姉への罪悪感に苛まれ、いじめにも耐えてきた清深だったが、「面白すぎる」姉を間近で見ているうちに、またもや溢れてくる創作意欲に耐えきれなくなり…。
『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』作品情報 | cinemacafe.net
宇都宮テアトルにて。
映画というよりは演劇を見ているようなそんな印象を受ける作品でした。なんて、演劇なんてあんまり見たことが無いので正しい表現かどうか自信がないのですが、大げさな台詞回しや映像から受ける印象がそんななんですよね。今まで見たことの無い感じでした。
で、結局面白かったのかどうかというと何とも評しがたいという感じなのです。たしかにひきつけられる部分も多かったのですが、全体的に、田舎が舞台＋家族内の問題という事で雰囲気が重苦しくて、途中何度か家が恋しくなりました。簡単に言うと嫌になったので帰りたくなるような部分も少なからずあったので、すごく好き!!とは言えません。
そんな中、この作品の一番の見所は「素晴らしい」としか言いようのない清深の表情。前にも書いたような気がするのですが、彼女の怯えてる表情やマンガを描いているときの生き生きとした(＋ちょっとトランス状態)表情は見ているだけで惹きつけられます。え？変態？ でもすごく好きなんだよなあ。大好き。笑顔がかわいい子はたくさん居ますが、あの表情が出来るのは世界広しと言えど彼女をおいて他には居ません。
ストロベリーフィールズの時は平凡な印象でしたが、この作品では抜群の存在感です。
この作品はもう一度見たいと思うほどではありませんでしたが、あの顔を見れるならばもう一度行きたいな。
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