アンフェア the movie

宇都宮では初めてのレイトショーでした。人もそれほど多くなくてよかったです。内容を知ってしまうとつまらない映画なので何にも知りたくない人は見ないように。

おだやかな日が始まろうとしていたその朝、それは起こった―――。 何者かに仕掛けられた爆弾で、自宅駐車場に止めてあった雪平(篠原涼子)の車が爆発炎上。身支度を終えて学校に向かおうとしていた娘の美央が巻き込まれ爆風で大怪我をしてしまった。車の爆発は、明らかに雪平を狙ったものだろう。しかし、代わり亡くなったのは、美央のベビーシッターだった。雪平は、自分が刑事をしているために払う犠牲が娘の美央にこれ以上及ぶことを心配し、自身を責め続け刑事を辞めようかとさえ思い始めていた…。 数時間後、雪平はTVのニュースで警察病院がテロリストに占拠されたことを知る。美央が入院している病院だ!!  投入されたSAT隊にも屈しない頑強なテロリストたち。彼らの要求は「警察庁が機密費を不正流用してプールした裏金80億円を2時間以内に用意せよ!」というものだった。最大の人質は、来院中だった警察庁長官。裏金の存在を明らかにしたくない警察とテロリストのリーダー後藤(椎名桔平)の緻密に仕組まれた頭脳戦の攻防。テロリストの真の目的を探る公安部の斉木(江口洋介)。そして、事件に巻き込まれた我が子を救い出そうとする雪平。命を賭けた最後の闘いが始まった…。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7577

ドラマ・スペシャルと引っ張りに引っ張ってきたアンフェアの最終章ということで楽しみにして見に行ってきました。
派手な演出、止まらず流れるように進むストーリーと文句無く楽しめる部分もあったのですが、結局何だかなあという気分で終わりを迎える事になりました。ドラマを含めると一年越しの結末を期待しただけに、このやるせない気持ちの大きさはなかなか味わえるものではないです。。。


斉木を撃ったのは誰なのか(大体は見当がつきますが)。山路と後藤が最後に話そうとしたのは何なのか。最後だからキレイさっぱり全部答えを出して欲しいと思ってたのに、あいまいなままにされている事が増えて余計に気になってしまいます。答えを明確に出す事がいい事だとは言いませんが、この作品についてはちゃんと結論を出して欲しかったです。


そもそも。雪平への怨恨や過去の関係が事の発端なのかと思いきや、結局は警察の不正を正すとか大きな話に発展してしまったのは何だか話が発散してしまったようで残念でなりません。雪平から始まった事件としてそこに収束すれば収まりが良かったのではないかと思います。


とはいえ、そんな個人の理想を押し付けてもしょうがないですし、何よりテーマがアンフェアなわけですからこんな終わりも悪くないのかも知れません。ただ、何となく続きのありそうな終わりでしたがもう続編は作らないでいただきたいです。それが見る側作る側双方にとってよいのではないかと思います。ドラマだけみてた人が今はうらやましいです。


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