NANA

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小松奈々は、彼氏と一緒にいたいがために東京へやってきた。大崎ナナは、歌で成功したい夢を抱えて東京へやってきた。新幹線の隣同士に座った2人の「ナナ」は、偶然、引越し先の部屋で鉢合わせし、一緒に暮らすことになる。趣味も性格も正反対の2人の共同生活が始まった。ナナは新しいバンドメンバーを加え、昔の仲間とバンド活動を再開する。同じ頃、人気バンド「トラネス」のライブチケットを手に入れた奈々は、そのライブにナナを誘うが…。

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宮崎あおいさんや松田龍平さんが出てるという事で前から見たい作品だと思っていましたが、少女マンガが原作という事もあってなかなか手が伸びませんでした...。何となく作品自体に苦手な雰囲気を感じ取ったからなんですが、その心配も結局は杞憂に終わりました。


恋愛が一番大事と価値観押し付けまくりのハチ(宮崎あおい)が果てしなく鬱陶しい時点で見るのを止めようかと思ったのですが、見終わる頃には終わるのが惜しくなるほどでした。青春を謳歌というほど皆若くはないのだろうけども、ただただ音楽をやりたいという青い気持ちを見せ付けられるだけで何だか心がザワザワしてきます。やりたい事へまっしぐらになれる時ってのはなかなか無いのですから、その時にまっすぐ頑張れる環境にある人は本当に幸せなんだと改めて思わずにはいられませんでした。


中島美嘉さんの演技はキャラクターと適度にマッチしてて良かったんじゃないかと。宮崎あおいさんと二人きりのシーンはちょっと気の毒な感じがしたのですが、ぶっきらぼうな感じが出てて悪くはなかったです。ハチの鬱陶しさを打ち消す意味でもよい感じでした。


あとは伊藤由奈さんの歌が良かったな〜。映画館で見てたら間違いなく帰り道でCDを買って帰ってきてました。いや、これから買いに行ってもいいと思えるくらい素晴らしい歌唱力でした。今作で一番印象に残るシーンだっただけに、良いキャスティングだったと思います。


最近、悪い癖が出てきて最初の10分が面白くないと作品自体見るのを止める傾向にあります。映画だととりあえず我慢して見るのですが、DVDだともう我慢なりません。直近だとチルソクの夏は最初の20分で見るのを止めました。上野樹里ファンには大好評だったので最後まで見ようと思ってましたが、あまりに好きになれなそうな空気を感じてしまったのです。あれも最後まで見とけば良かったなと今更後悔したりして。あとでまた借りてみるか。