2006年に見た映画

昨日のゲームに引き続き、映画でも今年を振り返りたいと思います。かなり偏見が入っているのですがあまり細かいことは気にしないで下さい。


1.虹の女神

わざわざ比べるまでも無く、今年見た作品の中では圧倒的に魅了された作品です。見ている時よりも、帰って寝る前のふと思い出した瞬間にグッと心に重くのしかかって来る。そんな不思議な作品でした。
上野樹里さん演じるあおいは、彼女がのだめやスウィングガールで演じた役柄とは対照的なキャラクターです。一般的にはのだめみたいなキャラの方が受けるのだろうと思いますが個人的にはこっちの上野さんの方が大好きです。好きな相手に素直になれず、ぶつくさ文句をぶつけてみたり、一つ一つの言動に敏感に反応してしまったりそういう身近に感じられるところが琴線に触れたのかも知れません。


前に、感想をグダグダと書いちゃったので今日は割愛。この作品が何よりも誰よりも大好きだということは公言出来ますが、他に上げた作品のようにお奨め出来るかどうかと言われるとそうではありません。ネットに落ちてる予告編を見て、それでも見てみたければ是非見てみてください。



2.サイレントヒル

バイオハザードの模倣と言われながらも、バイオとは違ったベクトルの恐怖を演出してきた同名タイトルゲームの映画化作品。
世界観がまさしくサイレントヒルそのもので、手に汗握る展開の連続に正視出来ない事が何度かありました。
それにしても、この作品はいい意味で期待を常に裏切るんですよね。ここでこの人は死なないだろう...と思ってた人があっさりと死んじゃったり、ハッピーエンドかと思いきや...みたいな事が続くもんだからもう始終ドキドキしっぱなしでした。
既にDVDも発売されているので、パニックホラーが嫌いじゃなければ年末年始にレンタルでもいいので見てみてください。


3.フラガール

作品としての完成度としてはここに挙げたどれよりも高く、そして素晴らしい作品でした。蒼井優さん、松雪泰子さん両名のダンスにかける意気込みは尋常ではありませんでした。一つ一つのシーンに、時には飲み込まれ、時に引き込まれてしまいました。ネットや雑誌では今年の邦画では一番良かった作品と言われていますが正にそのとおり。まだ見ていない人はぜひ見てみることをお奨めします。


4.暗いところで待ち合わ

盲目の女性と殺人容疑で追われている男性の奇妙な同居生活のお話。前半地味に進むストーリーが一転、後半はサスペンスホラーのような展開が意外でした。原作が乙一さんだと言うことを忘れちゃってたせいもあり、急展開においてけぼりになりそうでした。
あとは田中麗奈さんの演技力に圧倒されました。彼女の次回出演作も絶対に見ようと思った作品です。




番外編としては、初めて舞台挨拶を見に行くことが出来た「海でのはなし。」はとても思い出深い作品です。作品自体はここに列挙した作品には及びませんでしたが、舞台挨拶で味わった興奮は今年一番の思い出です。



今まで28年間生きてきて、映画なんて数えるくらいしか見に行ったことがありませんでした。今年の1/1までの27年間、どう多めに見積もっても6作品くらいしか見たことがありません。さらに言うと、大学時代の6年間は1本しか見てません。それも講義終わりに友達に無理やり連れて行かれたプライベートライアンだけです。自発的に見た作品なんて何にもないのです。
そんな自分が週に一度は映画を見たいと思うような映画中毒になるくらい、今年の邦画はとにかく元気でどの作品も面白かったと思っています。
# 週に一度は全然大げさなんかじゃなくて、11月だけで10本の作品を見に行ってます...


来年もここまで見たいと思える作品が出てくるのかどうかわかりません。ですが、これからも日本の映画には元気で居て欲しい、面白くあって欲しいという期待を込めて100本程度は映画を見に行きたいと思います。