帰る途中、地震の影響で新幹線が停電になり車内が真っ暗になるというなかなか珍しい経験をしたのですが、ひとまず何とか無事に宇都宮まで戻ってくることが出来ました。
そういえば停電になったときに「トイレは使えますが水は流れません」というおそろしいアナウンスが流れたのがとてもセンセーショナルでした。水が流れないということは結局使えないということではないか？という疑問がわいたのですが、その質問を誰に投げかけてよいのかわからず、やむを得ずグッと飲み込みました。男子専用のトイレは使えるかも知れないけどさあ...。
とまあモヤモヤした感情はかなり残りましたが、優等生のように欠点がないように見えた新幹線にも意外な弱点があることを知り、勝手に親近感をおぼえたのでした。
その後、停電から復旧して宇都宮駅に着き、一歩新幹線から降りると非常に空気が暖かいことに驚かされました。
秋田や仙台とは全然ちがった温暖さに「帰ってきたなー」という気分が一気にわいてきました。そしてしばらくすると鼻水が止まらなくなり、温暖過ぎて花粉が飛び散っているのも温暖な関東だからだよなと感心してしまいました。秋田に居るときはほとんど鼻水なんて出なかったのになあ。
花粉が飛び散る季節だけ、わたしは東北で生活したいと思ったのでした。
