インフルエンザ騒動

都内でも感染者が出たということであいかわらずニュースではインフルエンザの猛威をお知らせしています。

東京都八王子市と川崎市の女子生徒2人に新型インフルエンザの感染が確認された問題で、厚生労働省は21日、2人が米国から帰国した際に利用したコンチネンタル航空9便(乗員乗客224人)の機内で、2人の近隣に座るなどした「濃厚接触者」が17人に上ることを明らかにした。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090521-OYT1T00181.htm

女子高生と「濃厚接触」という文字をながめていると、うらやましいようなそうでもないような複雑な気持ちがわいてきますが、それはどうでもいいとして、このインフルエンザ騒動はいい加減話が大きくなり過ぎな気もします。
感染を拡大させないことはもちろん大事ですが、それにしてもこれほどまでに大々的にテレビやメディアでとりあげていないといけないことなんでしょうか。この感染した二人の通っていた学校の校長が「子供たちにとって、何にも代え難い経験と思い参加させた。このようなことになってしまい、わたしの不徳の致すところ。みなさんにご迷惑をおかけした、申し訳ありません」と謝罪していたのをみてやるせない気分になってしまいました。どうせどこからか感染はするわけですし、何でこんなことくらいで謝罪させられてるんだろう...と気の毒でしょうがありません。


そこまで外と関わるのがいやならばさっさと鎖国でもしたらどうでしょう。


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[追記]
こんな記事が出ていました。


新型インフル、騒ぎ過ぎの代償


わたしと似たようなことを...と思って読んだのですが、ちょっと違う感じでした。
こちらは機内検査やマスクの是非についてさえも否定的ですが、さすがにそこまではないです。こういった国や個人の地道な感染拡大防止の働きがあるからこそ爆発感染を起こさずに済んでいるわけでしてその点は理解しています。
ただ、インフルエンザを絶対にもってくるなと過剰に反応するせいで失われるものがたくさんあるという意見はたしかにそのとおりですし、リスクを完全に無くそうという方向ではなく、よい落としどころを模索することが大事なんじゃないかと思います。

無形文化遺産:「ナマハゲ」や「高山祭」など13候補 文化庁が提案へ

文化庁は20日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産の「代表一覧表」に来年記載する候補として「男鹿のナマハゲ」(秋田県)など13件を提案することを決めた。一覧表は世界遺産無形遺産版。外務省との連絡会議を経て、今年8月までに政府としての提案書をユネスコに出し、来年9月に開かれるユネスコの委員会で記載可否が決まる。

http://mainichi.jp/enta/art/news/20090521ddm012040009000c.html

男鹿のなまはげ文化遺産候補か...。ということは、ロシア人がお酒を飲み過きて赤顔になったのが原型と言われている赤いなまはげと、さらにお酒を飲んだロシア人が二日酔いで青ざめていたのが原型と言われている青いなまはげ文化遺産になるかもしれないということですね。
なかなかおもしろいです。


さて地元の反応は、と調べてみるとこんな記事がありました。

男鹿市の「真山なまはげ伝承会」会長を務める菅原昇さん(65)は「(無形文化遺産に)決まってくれれば、最高にうれしい。正式な知らせを待って、会のメンバーと相談して今後の活動を考えたい」と話した。

(中略)

男鹿のナマハゲ保存会長でもある渡部幸男・男鹿市長は「大変喜ばしいことだ。ナマハゲの心と文化を世界に発信するとともに、ナマハゲ文化の保存と伝承により一層努めていきたい」とコメントを出した。

http://mytown.asahi.com/akita/news.php?k_id=05000000905210003

男鹿にはものすごい大きななまはげ像(15m)があるのですが、こういった文化財に指定されたらもっと大きなのが作られたりしそうです。
あれより大きいのはやだな...。


なまはげ像について調べてみたらこちらの記事に写真が載ってました。

http://ponsuke-room.seesaa.net/article/53653723.html