かつて世界は、気・水・土・火――4つの王国によって調和を保っていた。火の国が反乱を起こすまでは…。100年に渡る戦乱の世。伝説によれば、4つのエレメントを操る者だけが、この世に調和をもたらすという。世界を救う最後の希望は、気の国の生き残り“エアベンダー”に託された。彼の名はアン。そしていま、彼の壮絶なる宿命のドラマが始まる――。
『エアベンダー』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ宇都宮にて。
公開が早かったアメリカでの評判は散々でしたが、実際に観てみたら全然そんなひどい内容ではなくてとてもいい作品でした。キュートなマルコメ君がパワーバランスがくずれてしまった世界を救うために奮闘するというお話。
まず、本作の舞台を簡単に説明するとこんな感じです。
で、火の国が好き勝手やっているところに、エアベンダーであるマルコメ君が出てきてこれを収めようとするというのがストーリーの主軸となるわけで、マルコメ君が結構かっこいいわけですが、そもそもなぜここまで事態が悪化する前にマルコメ君エアベンダーが出てきて納めなかったのかというと、実はマルコメ君が修業が嫌で途中で逃げ出していて、その逃げる途中で海に落ちて凍っていたからなんですよね...。
ある日「おまえエアベンダーね!」と言われたマルコメ君が「エアベンダーの修業めんどくせー」って逃げた挙句の結果がこれなわけですから、周囲の人たちにとっては何ともやってられない話です。
マルコメ君、もっと頑張れよ....。
では、そもそも「このエアベンダーはどうやって選ばれるの?」という話になるのですが、前提としてエアベンダーというのは同じ魂の生まれ変わりであるとされているので、ある1000個のアイテムの中から任意の4つのアイテムを選ばせて前のエアベンダーと同じものを選んだ人がエアベンダーの生まれ変わりと判定されるという仕組みなのです。
えーーーー!たったそれだけ?
そんなの間違って選んじゃったらどうするんだろう...と疑問に思って計算してみたのですが、案外微妙な数字に...。
24億人に1人程度か...。エレメントを使える人がどのくらいいるのかにもよりますが、「あ!おれエアベンダーだ!」「おれもエアベンダーだ!」みたいなことがないとも限らないですよねー。カンニングしちゃったらそこらじゅうエアベンダーだらけになっちゃうじゃないか。
と、設定とかそのあたりは何とも微妙な物語でしたが、映画としては一級品。超おもしろかった!
エレメントを使う際の踊りは各要素(気・水・土・火)によって違うのですが、それぞれがそれぞれらしさをもっていて超キュートだったし、映像も迫力があってすばらしい出来でした。特に土のエレメントを使う人たちのダンスがあまりにキュンとくる動きだったので、自宅に帰ってからひとりで復習しました。これでわたしも土のエレメント使いです。
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