夏休みの思い出シリーズ(1) - 竿灯祭り

さて。
せっかくこの時期に秋田に帰ったので竿灯祭りを見てきました。前に見に行ったのが20年くらい前なのでもう遠い記憶のかなたです。


勝手な妄想ですが、近年の秋田駅付近の中心部の寂れっぷりを見るにつけ、竿灯祭りもきっと寂しい事になっているに違いないと思っていました。だって土日だというのに駅前・フォーラス前には両手で間に合うくらいの人しか見当たらないし、木内は1Fだけの営業で、挙句協働社は跡形なく消滅。ダイエーはとっくの昔に撤退しててその向かいにあるワシントンホテルも経営不振で売却。


これを凋落といわずして何をそういうのかと言わんばかりの落ち目だと思っていましたし、今もそう思ってます。


ところが。
今回実際に竿灯を見に行って、その盛り上がりにとても驚きました。祭りなので人が多いのは当たり前なのですが、県外からの観光の人も多いし地元の人もとても多い。もうとにかく人が多いのです。秋田駅ではローカル線の改札口がかなり込み合っていたし、広小路のあたりには県外ナンバーの観光バスが何十台と止まっていたりともう最近見たことも無いくらいの人が集まっているのです。
東北3大祭りと呼ばれているとは言え、まさかこんなに盛り上がっているとは...。上に書いたとおり、最近の秋田の勢いの無さにはちょっと寂しさを感じていただけにこんなに活気のある秋田を見るととても嬉しくなりました。


一過性のお祭りに留まらず、また日常でもあれくらい活気のある秋田に戻って欲しいと願うばかりです。何て言うかうまくまとめられませんが、祭りが盛り上がれば盛り上がるほど終わったあとに感じるであろう寂寥感を考えてしまい、ブルーになってしまいました。