デスノート the Last name

DEATH NOTE デスノート the Last name [DVD]

「そのノートに名前を書かれた人間は死ぬ」死神のきまぐれが人間界にもたらした、究極の道具、デスノート。手にした人間を狂わせるのは、完全なる世界を目指す正義の決意か、それとも神になりかわろうとする欲望なのか・・・・・・。
累計1200万部を超える大人気コミックが、実写となって、究極のエンターテイメント・サスペンス・ムービーに生まれ変わる！

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6935

見終わった感想　→　すごい面白かった!!
前編同様、常に攻める立場のライトとそれを凌いで攻めに転じようとするＬ。常に状況が変わっていくスピードについていくのが精一杯です。特にライトに弥海砂という味方が出来た事でいつＬが殺されてしまうのかという緊張の糸が張りっぱなしで、もう目が離せません。
2時間半という長丁場でしたが、全く長いとは思わないくらい没頭してしまいました。
あまりに長過ぎて3日間に分割して鑑賞した「ユリイカ」も、これくらいエキサイティングだったら一日で見てしまったかも知れないなぁ...なんて思って見てしまいました。
# ユリイカの世界観は大好きなんですが、さすがに3時間は長かった...

この作品で一番好きだったのはＬです。
今年に入って、松山ケンイチ君の出演作を映画・DVDでいくつか見ていますがそれらとは確実に一線を画すくらいこのＬ役は素晴らしかったです。

1. 1. 名前を知られるだけで負けてしまう圧倒的に不利な戦いにも挑むＬ
   2. いつも甘いものばかりを食べてるＬ
   3. ひょっとこ付けたＬ

正直、今の今まで彼の人気の理由がよく理解出来ていませんでしたが、これは私の不勉強でした。ホントごめんなさい。この作品で彼が演じたＬは、他の誰も代わりなんて出来ないだろうと思うくらいＬらしいＬ(原作読んでないけどｗ)でした。

天才的な...という部分についてはあまりそれっぽくなかったのですが、それはそれでいいのです。だってただＬの持つ空気が好きなだけなのです。そんな大好きなＬが死んだ時はわが子の事のように悲しかったけど、実は死んでませんっていうシーンで嬉しさのあまりちょっとだけ巻き戻して何回か繰り返してみてしまいました。あのシーンは本当にやばい。一日一回見てもいいんじゃないかとさえ思ってしまいます。

前・後編をずっと見ていれば、Ｌが最後に死ぬであろうことは自然と予測出来ると思うのですが、それに反して絶対にそうなって欲しくないと思って見入っちゃうんですよね。もう完全に作品の世界にどっぷりです。ホントＬ好き。俺がデスノートを拾ったとしても家族とＬの名前だけは絶対に書かないくらい好きです。世界観含め、こういう大好きなキャラクターが出来るくらい魅力の多い作品が見れて幸せです。

それにしても劇場版の上映は前・後編の間が5ヶ月空いてたみたいなのですが、そんな5ヶ月も待ってたらホント待ちきれなくて原作を読み漁ってしまいそうです。前半は映画館で見なくてよかったと心底思います。
逆に後編だけは映画館で見たかった。「これは映画館で見たかった」と思えるくらい素敵な作品に出会えるのは嬉しいのですが、今更映画館で見たくなってもどう頑張ったって見れないわけですからこれほど悔しい事も無いのです。
残念...。