プラダを着た悪魔

大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が世界中の女性達が死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった!それは一流ファッション誌”RUNWAY”のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲を出してきた恐怖のポストだった!ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上”センス、ゼロ!!”と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?働く女性なら誰でも共感してしまう等身大の悩みを、華やかなファッション業界を舞台にゴージャス&ユーモラスに描いた今年最高のビタミン・ムービー!

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7304


アン・ハサウェイ目当てで借りてみたのですが、なかなか面白い作品でした。
概要すら分からない仕事をしなければいけない時のドキドキ感に始まり、仕事の内容に興味を持って取り組めるようになるあたりの駆け上がるようなステップは見ていて壮観。「何でこんなこと...」と思いながら仕事をするよりは、興味を持って取り組んだ方が絶対に楽しいんだよな〜なんて思いながら鑑賞しました。最近忘れつつある部分です。


ただ改めて振り返ってみると、アンディがそこまで持ち上げられるような仕事をしてたのかどうか不思議でならないのです。アンディがした仕事って本質的にはエミリーと大差ないわけですし、差がついた部分だって他人任せな部分が大きかったわけです。運やそういった人脈も含めてその人の力量だと言うのは理解出来ますが、それにしたって何だか大したことない部分が過大評価されているようなそんな後味の悪さを感じました。
たしかにかわいいですから、周囲の男が優しくするのは何となく納得は出来るんですけどね。でもなぁ...っていう感じです。



話は変わりますが、私も一時期ファッションにとても興味を持ってた時期があって、アルバイト代を結構熱心に費やしてた時期があったのも懐かしい思い出です。昔から飽きっぽい性格だったので大学を卒業したら途端に違う方に興味が向いちゃって服は買わなくなっちゃいましたが、この作品を見て改めてファッションの持つ魅力を感じさせられました。着る物のレベルを変えるだけで、相手が受ける印象は大きく変わるんですよね。容姿が変わるわけでもないのに本当に不思議です。
# 精神的な作用も大きい気がします


たまには服でも買おうかな。


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