お決まりですが

日中、車で街中を走っていたら晴れ着姿の女性を多く見かけました。何でみんなあんな格好しているのかと興奮して質問してくるハホ*1に成人式について延々と説明しましたが、自分も早くあんなのが着たいと言われて微妙な気分になりました。
キミが20歳になる頃には俺は46歳です...。俺もうおっちゃんじゃんw
その日が来るのは楽しみですが、あまりに遠過ぎて現実味がないなあ。


さて。
今年も成人式の季節がやってきて、世間では「荒れる成人式」というレッテルを貼られて久しい沖縄の成人式の様子がニュースで流れています。

成人式会場に急ぐため、県道を逆走したなどとして、沖縄県豊見城(とみしろ)署は11日、同県豊見城(とみぐすく)市我那覇、酒店従業員比嘉一喜容疑者(20)を道交法違反(通行区分違反)の疑いで、友人の同所、給油所従業員浅田竜成容疑者(20)を公務執行妨害の疑いでそれぞれ現行犯逮捕した。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20090111-OYT1T00585.htm

また、那覇市中心部の国際通りでは11日午後、新成人らが大声を出して練り歩く騒ぎがあった。出身地区ごとにそろいの派手な羽織はかまを着た一部の新成人は、地区名を連呼したりサイレンを鳴らしたりして騒ぎ、制止する警察官と言い争う場面もあった。

http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/090111/crm0901112116017-n1.htm

毎年似たようなパターンでいい加減飽きてしまいます。本人たちはそんなつもりはないかもしれませんが、毎年毎年成人式をウォッチしている私からみたらあまりに凡庸で特に語るべき点はありません。変に過去のやり方を踏襲するのではなく、もう少し違うアピールの仕方をしてくれると面白いと思うのですがいかがでしょうか。
来年はもっとすごい成人式になることを期待しています。

*1:長女

ミーアキャット


熱く乾燥したアフリカの壮大なカラハリ砂漠地帯に生息する、ミーアキャット。暖かい日には後ろ足と尾で立ち、お腹を温めて日光浴、ある日はあまりの気持ち良さに突然寝てしまう彼らの姿はどこかユーモラスで、時として人間を彷彿させる。彼らは、家族や仲間とどのようにつながり、どのようにして危険と隣り合わせの砂漠で必死に生きているのか? 『ディープ・ブルー』や『アース』を手がけた製作チームが、最新技術と膨大な期間を費やして完成させた、小さなアフリカのヒーローを追った感動のドキュメンタリー。ナレーションを、本作が遺作となった名俳優、ポール・ニューマンが務めている。第21回東京国際映画祭「natural TIFF supported by TOYOTA」部門出品作品。

『ミーアキャット』作品情報 | cinemacafe.net

MOVIX宇都宮にて。
ミーアキャットと呼ばれるかわいい動物の生態についてまとめたドキュメンタリー作品。
まるで人間のように二足起立をする姿や、母親が子どもを後ろから抱きすくめる姿を観ていると、何とも言いようのない感情がわきあがってきました。砂漠という地上でもっとも過酷な場所で、こんな愛くるしい姿で日々頑張って生きているミーアキャットの姿を見せつけられると、不思議なことに自分も頑張らないとという気分が沸いてきます。
さらに前作アース同様、このミーアキャットという作品も「生きる」ということについての強烈なメッセージが感じられる作品でした。自分自身のために、そして家族を存続させるための力となるために、精一杯生きてそしてより多くの家族の命をつなごうと必死にもがく彼らの姿から学ぶべきことがあるのではないかと思わずにはいられません。
加えて、息を呑むほど美しい映像の数々もとてもすばらしくて一秒たりとも目が離せませんでした。CMでも言われていることですが、もうどうやって撮ったのか想像も出来ない映像が目白押しですし、多くのシーンがミーアキャットの視点で撮られているために、ずっと観ているだけでミーアキャットになってしまったような錯覚を覚えながら映像の中に没入してしまうのです。


そしてこの作品のよいところは、これが決してきれいごとだけで済まされていない点です。
主人公として描かれているミーアキャットであっても砂漠においては決して特別な存在ではなく、あくまでそこに生きる生物のひとつであるということがしっかりと描かれています。この部分については賛否ありそうですが*1ドキュメンタリー映画であると標榜している以上は事実をあるがままに伝えるべきだと思いますし、その意味ではこの表現ははずせなかったのだと理解しています。


今回は吹替版を観たのですが、三谷さんのナレーションはほのぼのとしてあたたかく、作品の世界観に適合していました。


公式サイトはこちら


*1:一緒に観に行ったハホはちょっとショックを受けていました