今日は会社の近くに献血車がきていたのでひさしぶりに献血をしにいってきました。
前回献血をしにいったのはたしか3年くらい前だと思うのですが、そのときは鉄欠乏性貧血のため献血ができませんでした。そのときのリベンジというわけではありませんが、今回なんとなく献血へと立ち寄ってみました。
事前の血液検査が一番不安でしたが、貧血を疑われることもなかったので無事400mLの献血をしてきました。1時間くらいかかるのかなと思っていましたが採血自体は10分ほどで終わっちゃいました。めちゃくちゃ早い!
終わってから取った血を見せてもらったのですが、400mLはかなりのボリュームでしてこの量の血が外に出ていったのかと思うと見ているだけで貧血になりそうでした(笑)
3年前に献血できなかったと書きましたが、過去に献血をしたのは大学に入った年の冬にした一度だけです。もう22年前ですね。
当時は秋田から離れて山形で暮らしていたのですが、その日は冬休みに入っていて帰省中でした。ちょうどクリスマスイブの前日でしたので秋田駅前は結構な人でにぎわっていたのですが、誰とも会う予定はなかったわたしは一人でぶらぶらと歩いていました。欲しいものも買ったので男鹿線で帰ろうかなとアゴラ広場の近くを通り抜けて帰ろうとしたのですが、ちょうどそこに献血バスがあり、そして偶然なんですが献血バスの前では高校のときの同級生が客引きというか献血への呼び込みをしていました。そんなことにはまったく気付かず無防備に通り過ぎようとしたところをあっさりと捕獲され、「暇なんでしょ?どうせ暇なら献血しよ!」と半ば強制的に血を取られることになりました。
同級生だったのでもちろん顔は知ってましたがそこまで仲がいいわけでもなかったので、「たいした知り合いでもないのになんて強引なんだ...」とちょっと腹立たしく感じたのですが、当時は他人に頼まれたらNOと言えない性格だったのであっさりとバスへと連れ込まれてしまいました。あとで聞いた話では看護学校に進学するとアルバイトなのかボランティアなのかわかりませんがこういうことをするらしく、そして当たり前ですが路上で急に献血をお願いしたところでしてくれる人も多くないそうです。血をたくさん抜かれるわけですからティッシュ配りやビラ配り、アンケートをお願いするのとは桁違いにハードルが高いですからね。そりゃそうだろうなと思ったことはよくおぼえています。
いまとなってはあの元同級生の顔も名前もまったく思い出せなくなりましたが、あの出来事だけはよくおぼえています。
そして今回やっと人生2度目の献血をしてきました。
ランニングをしていると貧血気味になるのでなかなか献血をする機会はありませんが、そういう意味でも怪我をして走れない今このタイミングで献血ができてよかったなと思っています。
- 作者: 佐藤多佳子
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
- 購入: 11人 クリック: 79回
- この商品を含むブログ (65件) を見る