いま、自分はこれをやりたいんだという気持ちを大事にしましょうというお話


昨日の午前中に整形外科に行ってきました。

1か月半前からわずらっている足底筋膜炎の通院でしたが、いつもどおり簡単な問診と足の具合を見ていただいてから薬をいただいて帰ってきました。今日はためしにテーピングをやってみましょうということになりまして、一日テーピングを巻いて過ごしてみましたがそんなに変わるもんじゃないですねー。ただ、走るときは巻いておいた方が楽な気がしました(あくまで体感)。


さて。

足底筋膜炎をわずらって50日くらい経ちましたが状況はさほど変わらなくて足裏に痛みが残っています。

普段は痛みを感じないのですが、しばらく座ったり寝たりしていたあとに急に立ち上がったり歩きだしたりすると痛みが出てきます。そして少し歩けばじょじょに痛みを感じなくなってきて走ったりすることもできるようになるという状態です。そんなわけで調子がいいときはいつものランニングも支障なくできますし、大会に出て走ることもできます。さらに先日は30km走をしたくらいなのでそこそこの長距離走も可能です。

ただ、なんだかんだと完治できずに長引いているのはきっとこんなふうに調子にのって走っているせいだろうなというのは分かっています。ネットで調べてみると完治した人は1か月なり2か月なり、痛みが完全になくなるまで走るのを休んでいる人ばかりですし、逆に長引いていていつまでも治らないのはわたしのように完治にいたる前に走ってしまうような人ばかりです。

なので、わたしも最初は完治するまでは走らないでおこうと思って数日間走らずに過ごしたことがありましたが、いろいろと悩んだあげく思いなおして「走りたいときは好きなだけ走ろう」と考えをあらためました。


なんでこんなに急に考えを改めるにいたったのか?というと「いま好きなモノを明日も好きでいられる保証はない」からです。


以前、わたしは「いま好きなモノはこれからもずっと変わらずに好きでい続けることが当たり前だ」と思っていました。


でもそうじゃなかったんですよね。
極端な話をすれば「今この瞬間好きなものを10秒後に好きでいることは当然ではない」ということに気づいたのです。そして一度興味のなくなった「元好きだったモノ」に再度興味がうつることはめったにありません。一度消えたその好きという気持ちはもう戻ることなくすべて消え去ってしまいます。だからこそ好きという気持ちが生まれたらそれが消えてしまわないように大事に育てなきゃいけないんです。


いま走ることを止めて治療に専念したら、たしかに足はよくなるかも知れませんがでももう走ることに興味がなくなるような気がしました。

わたしのそういう直感ははずれたことがないのでおそらく1か月くらい走らなければ、わたしはもう走ることになんの興味も示さなくなるだろうと思います。いま自分が抱えているこの走りたいという気持ちを失わないためには、怪我と向き合ってそれを抱え続けながら走るしかないと思いました。もしかしたらもっと悪化して本当に走れなくなるかも知れませんが、でもそれはそうなったときにどうするか考えようと思います。

とにかくいまはこの走りたいという気持ちを絶やさないようにしたいと思います。


そんなわけでどうしても走りたかったので担当していただいているお医者さんには足は痛いけど少しずつ走っていることを伝えたところ「なるべく休んだ方がいいんだけど自分の足と相談してやる分には構わないよ」と言っていただきました。これはわたしが半分言わせたようなものなんですが、とにもかくにも足底筋膜炎とうまく付き合いながら走り続けようと思います。