元警視庁捜査一課で検挙率ナンバーワンを誇った刑事・雪平夏見(篠原涼子)。いまはのどかで平凡な北の大地・紋別で、北海道県警西紋別署刑事課に勤務し平穏な暮らしを送っていた。そんな中、東京では体中に釘が撃ち込まれる猟奇的な連続殺人事件が発生、世の中を震撼させていた。さらに、被害者の死体遺棄現場からは雪平の元夫でフリージャーナリストの佐藤和夫(香川照之)の指紋が発見される。指名手配された佐藤は、雪平の前に現れ警察裏組織の機密情報が入っているというUSBメモリを手渡す。USBを巡り、様々な思惑が絡み合うなか、彼女は誰を信じ、誰に裏切られ、そして、誰を裏切るのか…。ドラマ、映画共に人気を博した『アンフェア』シリーズの劇場版第二弾。
『アンフェア the answer』作品情報 | cinemacafe.net
TOHOシネマズ市川コルトンプラザにて。
完結編として公開された「アンフェア the movie」から4年が経った今、なぜまた映画が公開されるのか理解に苦しむのですが、元々のドラマが大好きだったわたしはつい観に行ってしまいました。
結論から言うと、前作を観た時とほぼ同じ後悔をするはめになってしまったわけですが、でもまあこれで本当に完結してくれるのであればもう文句はいいません(twitterでは散々書きましたがw)。テレビドラマでの輝きを劇場版で失ってしまうケースというのは、特命係長然り、SP然り*1、スシ王子!然り*2と枚挙に暇がありませんが、その中でもアンフェアほどファンをがっかりさせた映画化は無いんじゃないかと思っています。少なくともわたしが見た中では最低の映画化です。
ミスリードを狙い過ぎたがために、話が混沌とし過ぎて全然おもしろくなくなっているという本末転倒っぷりにはもう言葉がありません。とりあえず伏線をたくさん張っておいて、あとは思いっきり予想外の方に舵をきればいいとか安易に考えてるようにしか見えませんでした。
しかも無理やりハッピーエンドにしようとしなくてもいいのに、あんなことまでしちゃってねえ...。
感動のラストシーン...にしたいんでしょうけど、笑いをかみ殺すのに必死になるってどういうことなんでしょうか?
なんて、文句は言わないと言いつつ、いろいろと書いてしまった...。
とりあえずドラマ版のファンは観ない方がいいですね。思い出は美しいままにしておく方が幸せです。
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