「真夜中のカーボーイ」見たよ

男性的魅力で富と名声を手に入れようと、テキサスからニューヨークに出てきた青年・ジョー(ジョン・ヴォイト)。カウボーイスタイルに身を固めた彼は女を引っ掛けて金を要求するが、逆に金をふんだくられる。女こそ名うての娼婦だったのである。ジョーはスラム街に住むラッツォ(ダスティン・ホフマン)というびっこの小男に出会い、売春の斡旋人を世話してくれるという約束で10ドルを手渡すが、斡旋人は男色を専門としていた。騙されたと知ったジョーは、ラッツォを捕まえて問い詰めるのだが、既にラッツォの手には金がない。その代わり、罪滅ぼしにラッツォは、カモ探しに協力する。

真夜中のカーボーイ - Wikipedia

TOHOシネマズ宇都宮にて。午前十時の映画祭にて鑑賞(7本目)。


田舎でくすぶっていることに嫌気がさして、ビッグになるという夢を抱えて大都市へ。とりあえずの居住地として選んださほどきれいではないホテルで、出てきた田舎に住んでる人たちに絵葉書で手紙を書こうとするものの途中で嫌気がさしてビリビリ破いて窓から捨てる。
多少の違いはありますが、ここまでの一連の流れは昨年観てかなり好きだった「バーレスク」とすごく似ていてかなり期待を煽られました。


ところがそこからの流れはまったく予想外でして、まったくのめり込むことができず、ただただ堕ちていく二人の姿をみているだけで終わってしまいました。フラッシュバックを差し込んで過去を明らかにしたり、比ゆ的な表現をつかったりと、おもしろいと感じる演出もありましたし、登場人物それぞれに魅力がなかったわけではないのですが、どうも真正面から受け止められない作品でした。


苦手に感じる理由はなんとなくわかっているのですが、そういう好き嫌い以上に、どうしても受け付けないものを感じてしまいました。


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