マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)
- 作者: 冲方丁
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/10/08
- メディア: 文庫
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少女娼婦バロットはショーギャンブラーにしてオクトーバー社の汚れ仕事を引き受けるシェルの計画により命を落としかけるが、シェルの犯罪を捜査する委任事件担当捜査官のイースターとウフコックに救出され、マルドゥック・スクランブル09法に基づく禁じられた科学技術の特別使用によって一命を取り留めた。そしてバロットはスクランブル09により高度な電子干渉(スナーク)能力を手に入れ、イースター、ウフコックと共にシェルの犯罪を追う。だがシェルも委任事件担当捜査官ボイルドを雇いバロットを追い詰めようとしていた……
マルドゥック・スクランブル - Wikipedia
MOVIX宇都宮にて。
何の予備知識もなく観てみたのですが、冒頭突如投げつけられる設定があまりに中二病っぽいというか胡散臭くて一気に嫌気がさしてしまいました。ちゃんとどういう作品か下調べしてから観に行けばよかったんですが、大抵の作品は楽しめるだろうとたかをくくっていたのです。
それが運の尽き...。
ただ、まったく乗り切れずに眺めているだけに終始していた前半に比べると、ストーリーの全容が見えてきた後半は結構楽しく鑑賞出来ました。奪われる一方だった弱者が意図せず大きな力を手に入れてしまい暴走するくだりとか、その力で強者と驕る奴らを蹂躙するところなんか、すごくカタルシスを感じられてよかったです。
でもいくら3部作とは言え、あの終わりはないよなー。
終わった瞬間に「え?終わり?」と言いたくなったのおは久しぶりです。
原作ファンか、こういう設定が好きな人であればおすすめかな。
そして続編をみるかどうかは微妙なところだけど、続きが気になるのは気になるんだよなー。
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