「イニシエーション・ラブ」読んだよ

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説― と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

http://www.amazon.co.jp/dp/4167732017

何を書いてもネタばれになってしまうので何一つ語れないのですが、とてもおもしろかったです。
あとから読み直せば、そこかしこにちりばめられた伏線の存在に気付かせられます。「二回読みたくなる」という煽り文句は決して誇張表現ではなく、たしかに二回読まずにはいられません。
この構成はうまいなーと感心してしまいました。


ただ、物語の内容を好きになれるかどうかというのは人それぞれですので、あまり鬱展開が好きではない人にはお勧め出来ないかなー。
わたしは一回目はとても楽しく読めたのですが、二回目はかなりイライラしてしまいました。


でもこのおもしろさは本物です。