ユビサキから世界を

舞台はとある地方都市。
リンネ(谷村美月)、ウタ(北乃きい)、ラン(麻里也)、タマ(永岡真実)は同じ高校に通う仲の良いクラスメイト。
ある晴れた春の日、退屈な現代社会の授業中、窓際の席で眠そうに過ごしていたリンネのもとへ、ウタからノートの切れ端に書いたメモが回ってくる。
“明日のない日本の現代社会って意味なくない? ああ、死にたい”
リンネは教科書の見知らぬ偉人の顔に吹き出しを書いて破り、回した。
“マジ、死にますか”

家庭内問題、妊娠など、4人はそれぞれに悩みを抱えていた。
希望のない日々、退屈な授業、私達の存在価値って…。
どうしようもない虚無感に嫌気がさした4人は、
いっそ今夜中に死のうと突発的に集団自殺の計画を立てる。
最後の晩餐としてたこ焼きを食べ終わった4人は、午後10時に校門の前に集合を約束して、一旦それぞれの日常へ戻っていくが、集団自殺決行まであと数時間、
死を意識し始めた4人の心は微妙に変化し始めていく…。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7321

谷村美月さんの出演作だという事と舞台が山形ということで期待して見てみたのですが、何だかなぁ...という印象を受けました。
4人が自殺を決行しようとする動機もよく分からないし、最後リンネが飛び降りるのを止めようと決断したところも何がきっかけなのか全然わけわかめ。全部で60分と短い上に多くのことを押し込もうとしすぎて結局何も伝わらなかったみたいになってしまった気がしてなりません。
本当に土に埋められた谷村さんの頑張りはとてもよかったのですが(あそこまでちゃんと埋められるとは思ってなくてびっくりしました)結局見所はそれだけでした。
まぁ、今更女子高生の気持ちを理解しろと言われてもそりゃ無理なんですが、そんなレベルの話じゃなくて作品として何を伝えたかったのかが明確にして欲しかったと思うのです。自殺良くないって話じゃないんだろうしさ。


別にすごく期待してたわけじゃないけども面白そうだと思ってただけにちょっと残念でした。