バブルへGO!! タイムマシンはドラム式

http://www.go-bubble.com/

初めて予告編を見た時から力が抜けるような内容に惹かれてしまっていましたが、やっと先週から公開になりました。長いこと楽しみに待ってるってのもいいもんですね。

2007年(現在)――
着実に回復していると思われていた日本の景気。だがその実態は、さらに深刻な、未曾有の危機にさらされていた。バブル崩壊後の景気対策のために雪だるま式に増えた国の借金は800兆円!しかも金利で毎日900億円ずつ膨らんでいる。その一方で少子高齢化は益々進み、人口はついに減り始めたのだ。この先2年のうちに大手銀行・大企業の連鎖的倒産が始まり、貧富の差は更に拡大。多数の失業者と治安の悪化……日本経済の破綻、国家の崩壊は目前に迫っている。

この国家崩壊のシナリオにピリオドを打つべく、財務省大臣官房経済政策課に勤める下川路功(阿部寛)はある計画を極秘に進めていた……。

そのころ、元カレの作った借金返済に追われるフリーター・田中真弓(広末涼子)の元に、疎遠であった母・真理子(薬師丸ひろ子)の訃報が届く。葬儀中にも関わらず、サラ金の取立屋・田島(劇団ひとり)は容赦なく返済を真弓に迫る。

葬儀の後、下川路が真弓の元を訪れ、母親・真理子は死んでおらず、自作のタイムマシンで1990年にタイムスリップしたという真実を打ち明ける。実は、下川路と真理子は危機に瀕した日本経済を救うべく、バブル崩壊を食い止め、歴史を変えるプロジェクトを一緒に進めていた。
しかし、真理子はタイムスリップ後、バブル時代の東京で行方不明になってしまったという。一度は計画を諦めた下川路だったが、真理子の娘・真弓の存在を知り、計画続行を決意した。

最初は信じていなかった真弓も、下川路と研究チームの話を聞いているうちに、話が本当だということに気が付く。真弓は、借金取立てから逃れるために、そして、母親を救うためにタイムマシンに乗り込むことを決意する。

が、しかし。真弓の目の前に登場したタイムマシンは……洗濯機!?
最先端の科学技術の粋が集められたとは到底思えない、単なる古ぼけたドラム式の洗濯機に、半信半疑のまま体を納める真弓。洗剤が降り注がれ、ドラムがゆっくりと回り始めると、洗濯機型のタイムマシンはまばゆい光に包まれた……。

1990年3月――
タイムスリップした真弓が初めて目にしたのは、建造途中の巨大なレインボーブリッジの姿だった。そう、真弓を待ち受けていたのは、まさしくバブル絶頂期の東京。ユーロビートが街に流れ、ワンレン・ボディコン、DCブランドで着飾った若者が浮かれるにぎやかな街。明け方になっても盛り場には人が溢れ、万札を振りかざした男女がタクシーを奪い合っている。普通の学生がクルーザーでパーティを開き、ドンペリを惜しげもなく抜いている。そして、カワイイ女の子なら何もしなくてもお金が舞い込むという、真弓にとっては、まさしく不思議の国だった。

やがて、この計画を何も知らない17年前の若き日の下川路と出会う真弓。下川路は2007年の初老を迎えたお堅い彼とはまるで別人だった。遊び人の風体で女たらしの軽薄なイケイケ男だったのだ。そのギャップに戸惑いながらも真弓は下川路の協力を仰いだ。自分が2007年の下川路から依頼を受けタイムスリップして来て、バブル崩壊を止めなければならない任務を負っていること。同時に過去へタイムスリップした母親を探していること。真剣に説得する真弓に、下心まる出しで相槌をうつ下川路は、真弓への興味から計画をサポートすることに……。

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=7263

ちょっと長めに引用です。。。


バブル世代と言うのがどの年代を指すのかはわからないのですが、少なくとも私はバブル世代では無いと思います。この作品で取り扱われている1990年当時はまだ小学生でしたので、こういった浮かれた風潮と言うのは記憶にありません。この作品中のバブルの描き方と言うのがどの程度リアリティのあるものなのかは眉唾ものですが、きっと当時を振り返ったときの思い出としてはこんなもんなんだろうなという印象。


こういう浮かれていた時期を味わえなかったことがとても残念なのですが、ただこういう甘い蜜を一度味わってしまうと、その思い出に囚われてしまいそうで、味わわなくてよかったような気もします。


何かバブルに関する感想に終始しちゃいそうなので、この話は終わり...。
で、話は映画に戻って、感想としては思ったほどのバカ映画ではなかったのがとても残念でした。座敷でのバトルなども、ストーリー的にはアホらしくて好きなのですが映像自体がその面白さのレベルについていけていないような気がしました。他の作品を見る限り、もっと面白い映像に出来るんじゃないかなと思うんですけどね。


大まかな話や題材は面白かったですし何より出演者が微妙に豪勢で楽しめましたが、何となく物足りないと感じる作品でした。思い返してみると不満点はそれほど無いんですけどね。
期待していないつもりだったのですが、予告編が面白かったので過剰に期待し過ぎたのかも知れません。