■ プログラマからみたゲームプログラミングの本質的複雑さ(1)

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最近C#Windowsアプリケーションを作っていて、良くも悪くも「便利すぎる」と感じることが多い。

昔はMFCは大嫌いだったのだけど、.NET Frameworkも基本コンセプトはMFCと似たようなものはずなのに、こちらにはあまり嫌悪感を感じない。使いやすくなったリソースエディタや洗練された設計、高度なインテリセンスなどの補助機能のおかげで、以前はけっこうな手間がかかっていたGUIプログラミングがとても簡単なものになった。低レベルの複雑さを持った部分を可能な限り隠蔽し、クラスへのプロパティの追加やリファクタリングなどの面倒な部分を自動化してくれているために、自分がやりたかった本質部分のみを簡潔にソースに記述するだけで、今までと比較すればごくわずかな手間だけで作りたかったアプリケーションが作成できてしまう。この便利さは「人をダメにするタイプの便利さだ」、と感じるくらいに便利になっている。

2006-05-30 - Nao_uの日記 - Game Programmerグループ

最近、またC#で開発をする事が増えてきたのですがこの「人をダメにするタイプの便利さだ」って部分にすごく同意。
人をダメにするっていうか、プログラムを作るうえで今まで必須だった事を覚えずにプログラムが作れるもんだから中身を知らずにいろんなことが出来るようになっちゃってます。言い換えればその環境が無いとプログラムが全く作れない。


そんな環境依存な能力なんて大した能力じゃないのに自分はすごいものが作れると勘違いしだすともう目も当てられない。。
環境を使いこなしているつもりがいつしかその環境でしか生きていけない体になってたなんてとんだ笑い種です。こういったツールを使いこなす事は大事なのですが、その中身ではなく使い方ばかりに目が行ってしまうところに何となく危険を感じてしまいます。