おすすめしたくなるハーフ(くらいの距離の)マラソン大会トップ5



2012年10月に柏崎マラソンでハーフを走って以来、ほぼ毎月マラソン大会に出るようになりました。

数えてみると、先日参加した第28回宇都宮マラソンで52大会目でした。2年で52大会ですからわりといいペースで大会に出ているなと我ながら思うわけですが、その中でもとくにハーフマラソンは大好きでよく出ています。

これまた数えてみるといままで出たハーフマラソンは全部12大会、19回出場していました。
リピートしている大会も多いので大会数としてはさほど多くないのですが、これにハーフくらいの距離(15km〜20kmくらい)の大会を合わせるとわりといい数の大会に参加しているので、その中からお気に入りの大会を5つ選んでおすすめしたいと思います。


順位 大会名 公式サイト 感想リンク
1位 山形まるごとマラソン リンク リンク
2位 柏崎マラソン リンク リンク
3位 藤原湖マラソン リンク リンク
4位 しろいし蔵王高原ラソン リンク リンク
5位 東和ロードレース リンク リンク

1位 山形まるごとマラソン


山形県山形市で10月第1週日曜日に開催されるこの大会。
実は開催回数がまだ2回という非常に新しい大会なのですが、運営の手際のよさや街ぐるみでのもりあげがとにかくすばらしい大会です。

わたし自身が山形には6年間住んでいたために走る場所のほとんどが思い出深い場所というのも高評価の要因ではありますが、そういった個人的な思い入れなど無視しても差し支えないくらい誰でも楽しめる非常に魅力あふれている大会です。


そんなたくさんの良い点が挙げられる大会ですが、わたしがこの大会をもっとも評価している点はコースの走りやすさです。



参加人数が4,000人と都市圏の大会よりは少ないものの地方大会にしては比較的規模が大きいのですが、道路が広いうえにスタート地点もタイムごとにきっちり区切っているので100分以内に完走できる人であればストレスなくスタートできます。

さらに前半14kmがゆるく上り基調なためにそこまでは思うように飛ばせないのですが、その傾斜でペースが適度に抑止されるおかげで後半6kmの下り一辺倒の部分は存分にスピードを出してビルドアップすることができます。下りの傾斜も足に負担がかかり過ぎない絶妙なラインでして、このラスト6kmのうち、5kmは本当に気持ちよく走ることができるのです。

前半の14kmまでをペースを落とさずイーブンペースで走ることができる人であれば、かなりよいタイムが望めるコースだと思います。


コースはどの瞬間もすばらしい風景ばかりだし、走る前も走っている最中も走った後も楽しめるすばらしい大会です。

2位 柏崎マラソン


新潟県柏崎市で10月第4週日曜日に開催される大会です。
わたし自身が初めて走ったハーフマラソンがこの柏崎マラソンだったので思い入れ補正もないとは言いませんが、むだにお祭り騒ぎをすることなくランナーが全力を尽くして走れるような環境作りに特化したすばらしい大会運営には感謝の言葉しか出てきません。



わたしは過去3回この大会に出ていますが、時期的に台風とぶつかることが多くて、海沿いを走るこのコースはいつも激しい向かい風に悩まされます。ところがその向かい風があるからこそ強風と強風の間隙を見つけてペースアップするのが楽しいし、9kmから11kmくらいまで続くダラダラとした上り坂は「負けないぞ」という闘争心を引き出してくれる絶妙な傾斜になっています。


背中を押して応援してくれるのではなく、真正面に立ちはだかることで走る力を引きずり出してくれるそんなコースだと感じています。

3位 藤原湖マラソン

群馬県みなかみ町で8月第4週の日曜日に開催される大会ですが、参加者総数が1,500人くらいの非常に小規模な大会です。
コースはダム湖として作られた藤原湖の周囲を走るコースなのですが、標高差100mの坂を上って下りて折り返してまた上って下りるというちょっとハードなコースとなっています。


(コース図)


(高低差)


開催時期が夏ということやアップダウンがやや厳しいということもあってタイムはまったく期待できないのですが、湖の周りは木陰も多いうえに水場が近いおかげなのか比較的気温も低くてこの時期にしてはかなり走りやすく感じられます。途中にトンネルがあったり、湖を一望できる橋の上を通ったりするおかげで、眺めもたいへんすばらしいのも気に入っています。


この大会には過去2回とも怪我を抱えて出場していて走っているときは決して楽な状態ではなかったはずなのですが、でもこの美しい風景の中を走っていると、この場所を走ることができる喜びを全身で感じることができます。ここを走れることそれ自体がすごく幸せだなと心底実感します。

4位 しろいし蔵王高原ラソン



宮城県白石市で9月第3週の日曜日に開催される大会です。
ここはハーフではなく20kmのコースがあるのですが、非常にアップダウンが多いこととスタート直後/ゴール直前にある「激坂」と呼ばれる傾斜10.5%の坂が有名な大会です。



この大会が好きな理由はアップダウンのある走りごたえのあるコースと美しい風景です。
噂の激坂は坂単体で見れば正直大したことはないのですが、上り下りの激しい20kmを走り終えたその最後に出てくると思わず「うっ」と言いたくなるくらいの破壊力はあります。最後の最後にこの坂が出てくると精神的にかなり堪えるのですが、でもこの坂があるからこそゴールした瞬間の喜びが大きいのだろうと思うとこの坂の役割はとても大きいです。

5位 東和ロードレース


7月第1週日曜日に福島県二本松市で開催される大会です。
この大会はここまで挙げた大会と違って好きな大会ではありません。好きと言うよりもおそれを抱いているというのが正しい表現だと思いますが、とにかく参加した過去2回ともこの大会には苦汁を味わされています。



この大会のコースは最大標高差が220mもある往復コースなのですが、ただ上り一辺倒というわけではなく常にアップダウンが繰り返される非常にしんどいコースです。わたしは「日本一つらいハーフマラソン」だと思っています。

過去参加した2回のタイムは1時間48分(当時の自己ベストが1時間39分)と2時間10分(当時の自己ベストは1時間30分)です。
今年は人生初のハーフマラソン2時間オーバーを経験しました。まさかそんなタイムになるとは想像もしていなかったのでショックはかなり大きかったです。

あまりにきつくて走り終えた直後は「ここではもう二度と走りたくない」と思うのですが、気付くと来年こそはがんばるぞと心を決めています。うまく言えませんが大会自体、コース自体にすごく魅力を感じるのです。

まとめ

わたしはアップダウンにすごく弱いのですが、でもいざ走るとなるとアップダウンの厳しいコースの方が好きだなと思います。
そんなわけで選んだ大会もちょっと偏ってしまいましたが、そこはまあご愛嬌ということで。