「ゴッド・ブレス・アメリカ」見たよ


離婚、リストラ、不治の病。中年男・フランク(ジョエル・マーレイ)は世を浄化するために自らの手で害悪な人間を始末しようと決意する。彼の意思に共感した16歳の少女・ロクシー(タラ・ライン・バー)を相棒に車を走らせながら次々と殺害を続ける…。

『ゴッド・ブレス・アメリカ』作品情報 | cinemacafe.net

センチュリーシネマで観てきました。

この世界のいい加減さや理不尽さに絶望していた男性が、自身が不治の病にかかったことをきっかけに世の中にいる理性やマナーの欠片もないクソ野郎どもを銃でぶっ飛ばしてまわるという作品でしたがとてもおもしろかったです。テレビに出て調子に乗ってる小娘や視聴者を煽る司会者といった有名どころから、身の回りにいる他人に迷惑をかけてもなんとも思ってないようなどうしようもない奴らを銃で吹っ飛ばしていくさまは観ていて爽快でした。

本当にたくさんの人がフランクたちに撃たれたのですが、中でも特に好きなのは映画館のシーン。

上映途中にしゃべりながら入ってきただけでなく、かかってきた携帯に出てしゃべりはじめたり、挙句の果てにはポップコーンを前の観客に投げつけるというイタズラをするようなマナーのなってない奴らを銃で撃ち殺すシーンがあってこれがもう超爽快。人間性を疑われるのを覚悟でいうと、おれも撃ちたい!って思うくらい気分が盛り上がってしまいました。


映画が好きで映画館に通っている人なら分かると思うんですが、ここまでひどいケースではないにしても、映画館に行くとマナーのない人というのがいます。上映中に隣の人と話してうるさい人やかかってきた電話に出て話し始める人、途中で携帯を開いてメールを読み出す人やものすごいうるさい音で煎餅を食べだす人などなど。もうここに挙げられないくらいに映画の邪魔になるような行為をくりひろげる人がおりまして、その度に沸々とわきおこる殺意との戦いを繰り広げることになるのです。


もちろんそんな小さなことで人を殺したりはしませんが、もし手元に銃があったら撃ち殺してやりたいという思う気持ちはすごく分かるし、フィクションとは言え、その欲望をかなえてくれたことにとてもすっきりとした気分になりました。


あとロードムービー的な側面もありましてそれもまたとてもよかったです。
フランクといっしょに旅をすることになるロクシー役のタラ・ライン・バーなんですが、鬱屈した役どころの割にものすごいかわいいんですよ。



最初はお互いへの不信感みたいなのが渦巻いていたのに、気づくといっしょにいることが当たり前のようになっているというロードムービー的な熱い展開がとてもいいよかったです。彼女は映画に出るのはこれが初めてみたいなのですが、これからもっとたくさんの映画に出てわたしを喜ばせて欲しいです。


全部観に行くよ!



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