後期高齢者医療制度「見直し」めぐりドタバタ

 福田首相は同日、舛添氏を首相官邸に呼び、今後の対応を協議した。出てきた舛添氏は記者団に対して「制度の説明が十分でなかった。大きなスキーム(枠組み)が間違っていたわけではないが、個々のレベルで不満を持たれる人が多かったので、そういうことを踏まえて検討したい」と返答。記者団から首相とどのような話があったかと問われると「選挙結果を受けて、年金や医療制度について国民の目線に立ってしっかり対応するように」と指示されたことを明かした。

http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080428/plc0804282246013-n1.htm

この制度に対して、「年寄りからもお金を取るなんて...」と言うけれど、若年/労働人口の減少はこれからどんどん進むだろうし、そうなると増えていく老年者からも徴収しなくてはいけない時がいつか来ると思います。それが今だというだけで、このこと自体を問題視すべきではないと思います。
そもそも大勢の年寄りを少数の若年層が支えるという構図は絶対に長くは続くわけがありません。だからこそ、今から手を打つわけですし、そのことに何の問題があるのか理解出来ないのです。


問題を先送りするだけして、顕在化したときにはフェードアウトってそれどうなのよと思うわけです。


さらに言うと、ガソリンの暫定税率は絶対に取ってやるぜと息巻いている自民党が、なぜこの後期高齢医療制度に対してそこまでの執着を見せないのか私は不思議でなりません。邪推をすればいくらでも出来そうですが、それよりも、この制度自体の良し悪しではなく、昨日の山口県の選挙の結果が散々だったのでじゃあ不評だった政策を見直そうかという姿勢のほうがよほど問題だと思います。


本音を言えば自分の親だっていい加減いい年だし、年寄りに負担かけることにはいい気はしませんが、それでも払うべきものはきちんと払うべきだし、制度そのものを見直すなんて事はしないで欲しいと願っています。