Life 天国で君に逢えたら


日本有数のプロウィンドサーファーとしてワールドカップを転戦する飯島夏樹大沢たかお)。愛する妻・寛子(伊東美咲)と4人の子供に囲まれ、ハワイで順風満帆な生活を送る彼だったが、長女・小夏(川島海荷)が10歳になる頃には、試合の成績は絶頂期から一転、不調続きとなり、その事実を家族に隠すために家から距離を置いていた。そんな父親に不信感を抱き、家を飛び出した小夏をようやく探し出し、許しを請おうとしたその瞬間、夏樹は倒れこむ。その後、夏樹にもたらされた残酷な告知、それは余命3か月の肝細胞がん。しかし、死を目の前にしても、彼は家族や友人に支えられ、残された日々を前向きに生き続けていく――。実在のサーファーで、38歳という若さでガンで逝去した飯島夏樹さんの自伝を映画化。

『Life 天国で君に逢えたら』作品情報 | cinemacafe.net

宇都宮ニュー東宝にて。


自伝の映画化ということでストーリー的にはサプライズも特に無く、その点安心して見られる作品です。海とサザンという組み合わせに惹かれて見に行ったのですが作品自体がとてもよい出来でして、非常に楽しめました。家族愛や闘病をテーマにした単なるお涙作品ではなく、ウィンドサーフィンの魅力を感じられる映像や 現実逃避していた夏樹が病気と向き合う部分、そして余命僅かとなったときの家族関係の築き方などの描写が非常に素晴らしく、まるで私自身が夏樹の立場に立たされているようなそんな錯覚さえ感じてしまいました。そのくらい、今作は大沢さんにはまり役だったように思います。対照的に伊東美咲さんはあまりこういう役は向かないかな〜、なんて感じました。4児の母にはどうみても見えないし、そもそもこういう重い雰囲気の役柄には向かないような気がしました。重要な役どころなのにこのミスマッチはちょっと残念です。


大まかなストーリーや雰囲気で敬遠するのはもったいない作品。とても面白かったです!


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