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昨年、話題になっていたのは知っていましたが、流行り物(しかもメインターゲットが中高生)を追いかけるというのが何となく気恥ずかしい気がして手が出せずにいました。ところが、ここにきてそんな恥ずかしいとかどうでもよくてとにかく見てみたいという気分が沸いてきたのです。いや〜、恥ずかしがってないでさっさと見れば良かったです。
「このノートに名前を書かれた人間は死ぬ。」一冊のノートから始まる新世界の創造
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6934
一冊のノートから始まる予想外のストーリー、死神と人間との遭遇、謎めく”デスノート・ワールド”、詳細に記されたデスノートのルール、それを駆使する主人公の悪魔的な計算と、神のごとき大胆な行動、そして、捜査に乗り出した最強のライバル”L”との息詰まる頭脳戦。しかも、映画ならではのオリジナル・ストーリーが織り込まれ、原作とはまた別の新たな驚愕を呼び起こす!
原作は読んでなかったのですが、てっきりL(松山ケンイチ)が悪い奴でライト(藤原竜也)がそれを捕まえようとしてるんだと勘違いしてました。だってどうみてもLの方が顔付きが危険でしょー...。もちろん外見と現実のギャップは意外性十分でしたので、最初から想定外の展開でとても楽しめました。引きずり込まれるような展開とはまさにこんな展開だというお手本のような流れに、がっちり心をわしづかみです。
後編は展開が大きく変わりそうな予感なので、ストーリー全体の感想はそっちを見てからまとめてコメントします。
それにしてもライトの変貌っぷりは怖いの一言。これを見て思いだしたのは、先日はてブのホッテントリに上がってたスタンフォード監獄実験です。
1971年8月20日まで、アメリカ・スタンフォード大学心理学部で、心理学者フィリップ・ジンバルドー(Philip Zimbardo)の指導の下に、刑務所を舞台にして、普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまう事を証明しようとした実験が行われた。模型の刑務所(実験監獄)はスタンフォード大学地下実験室を改造したもので、実験期間は2週間の予定だった。
新聞広告などで集めた普通の大学生などの70人から選ばれた被験者21人の内、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせたところ、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになるという事が証明された。
スタンフォード監獄実験 - Wikipedia
詳しくはリンク先のWikipediaをご覧いただきたいのですが、「強い権力を持った人間とそうでない人間を閉鎖的な空間に閉じ込めておくと前者の暴力に歯止めが利かなくなる」と言う点がとてもよく重なります。
ライトが強く持っていたはずの正義感はキレイに消え去り、いつでも誰でも消す事が出来る力を使うこと、そしてLとの戦いを楽しむようになってしまうその変貌っぷりはまさにスタンフォード監獄実験の看守役と同じような暴走です。
この状態からLが手がかりを掴むのか、それともライトが逃げ切るのか。あー、ホント気になります...。
後編もみたくなって来たので、さっそくレンタルしました。明日にでも見ることにします。チョ→楽しみ。