自分的今年の漢字(2019年版)

今日も会社への往復は妻に送迎してもらいました。
日曜日にアキレス腱を痛めて以来、月曜から今日まで毎日送迎してもらっているのですがそのおかげで足にあまり負担がかからないからなのか調子はだいぶよくなってきました。歩けばまだ痛みに近い違和感はありますが、座っているときは怪我をしたことなどすっかり忘れてしまうくらいには痛みは引けてきました。1年半前にアキレス腱周囲炎になったときはしばらく歩くのもつらかった気がするのですが、あのときと比べるとだいぶマシな気がします。とは言いつつもまだまだ違和感はあるので、とりあえず今週いっぱいは歩くこともなるべく控えて静養します。


さて。今日は年末恒例となっている今年の漢字が発表されました。


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平成から令和となったことし1年の世相を漢字ひと文字で表す「今年の漢字」が京都の清水寺で発表され、新しい元号、令和の「令」の文字が選ばれました。

「今年の漢字」は「令」 | NHKニュース


いままで自分が事前に予想していた漢字が選ばれたことはないのですが、それでも選ばれた漢字については「たしかに今年はこんな年だったな」と思える文字だったことが多かったと記憶しています。それを思うと今年選ばれた漢字は過去一番微妙で理解できないなというか、そもそも「今年の漢字」ってその年の世相を漢字ひと文字で表すというコンセプトなのに新しい元号の先頭1文字を選出するのってズレてない?と違和感ありまくりでした。今年っぽさを感じる漢字ならば令でも和でもわかるのですが、世相を表すと言われると違うよなあ...と思います。2位以下も見てみましたが2位の「新」や5位の「災」はコンセプトに沿っているしイメージとしてわかるかなという感じでした。


そんなことを考えながら記事を読んでいましたが、では自分から見た2019年を漢字ひと文字で表すと何になるかな?と考えてみたら「失」が一番しっくりきました。2019年はたくさんのものを失ったなと感じる1年でした。


まず年始の時点で体調を崩して健康な体を失っていままでの日常が大きく失われました。食事もまともに取れなくて当然走ることもできず、そして不調のせいで仕事も満足にできないという状況はとてもストレスフルな毎日でした。いまでも食中・食後は背中が痛いし胃もたれもなくならず、不調を抱えています。

その後、秋にはまだ55歳だった元上司が亡くなって、仕事で信頼できる人を失いました。退職するまでまだまだ時間はあるので何かあれば相談できると思っていたのですがあまりに突然のことでした。2週間くらいは気持ちがかなり落ち込んで日常生活にも影響が出るくらいでしたしいまでもまだ現実味がなくて信じられない気持ちを引きずっています。


さらに11月下旬に来年以降の大田原マラソンの開催が見送られることが決まりました。わたしにとって走り続ける上でもっとも大きな目標だった大田原マラソンがなくなったことで走り続ける目標を失いました。モチベーションの低下なんていう言葉では片付けられないくらい走る意欲を失ってしまいました。

そしてそのモチベーションの低下がまねいたのか先週末に大会でアキレス腱を痛めてしまい、またもや走ることができなくなりました。


35歳を超えたあたりから得るものよりも失うもののほうが少しずつ多くなってきたなと感じていましたが、今年はほんとうにたくさんのものを失ったなと思います。ただ、もしかしたらこの歳になればこうやっていろいろと失うことは当たり前で、これまで得たものを失いながら生きていくことになるのかなとちょっと悲観的になっています。もちろん得たものもあって楽しかったことや嬉しかったこともあったのですが、どうも得たものと失ったもののバランスが今年はちょっと失ったほうに大きく傾いていたなと感じています。