栃木県真岡市で開催された栃木30k(2017)に参加してきました。
初参加ですが30km走の練習をしてきました。
タイムと結果
手元の時計で測ったタイムです。
周回ごと
周回 | タイム(平均) | 累計タイム | 補足 |
---|---|---|---|
1周目 | 15:22(4:36/km) | 00:15:22 | スタートロス7秒 |
2周目 | 15:12(4:33/km) | 00:30:44 | - |
3周目 | 15:13(4:33/km) | 00:45:57 | - |
4周目 | 14:40(4:23/km) | 01:00:27 | - |
5周目 | 15:03(4:30/km) | 01:15:30 | - |
6周目 | 14:50(4:26/km) | 01:30:20 | - |
7周目 | 15:16(4:34/km) | 01:45:36 | - |
8周目 | 15:14(4:34/km) | 02:00:50 | - |
9周目 | 15:31(4:38/km) | 02:16:21 | 給水所で1分休憩 |
※ 周回3.34kmです
タイム種別 | タイム |
---|---|
グロスタイム | 2時間16分21秒 |
平均ストライド(m) | 平均ピッチ(歩/分) |
---|---|
1.09[m] | 199[歩/分] |
合計:30.0km/02:16:21(4分32秒/km)
順位は19位でした。全体の人数は数えてないのでわかりません。
レースの内容
予定どおり10時スタート。最後列から走り出しましたがロスは5秒程度とかなり短かったです。
公園の走路もさほど広いわけではないのですが、参加者数からすると十分だったのでストレスなく走り出すことができました。
走り出した直後は練習会にいつも参加されてた方とキロ7分くらいで走っていたのですが、ペース的にキロ5分あたりで走りたくなったので300mくらい走ったところで少しずつペースを上げ始めました
ペースを上げてすぐに目の前にいたフル5時間ペースの集団を追い越し、さらに300mほど走って4時間30分ペースの集団に追いつきました。序盤はまだ集団が大きかったので追い越しにくいかなと思っていましたが、走路がわりと広く取れているので追い越しやすくてよかったです。
とりあえずキロ5分と思っていたのですが気づけばそんなことは忘れてしまってふつうに走り、1周目が終わるまでに3時間30分の集団まで追い越しちゃいました。
自分がどのくらいのペースで走っているのかまったくわからず、とにかく気持ちよく走れるペースで走っていたのですが3時間30分の集団をあっさり抜いたあたりでこれはキロ5分ではないなと確信しました。3時間30分の集団との差の縮まり方からだいたいキロ4分30秒くらいだと判断したのですが、これはさすがにまずいなと思ったもののある考えが頭をよぎってペースを落とすことができませんでした。
そのある考えというのは「一度追い越した人には追い越されたくない」というものです。
いま考えると「なんだそれは...」と自分でも不思議でならないのですが、走っているときに思ったのは「とにかく誰にも抜かれたくない」ということでして、何があってもペースを落とさず走らないと!という心境でした。
いま思えばここでペースを維持するかどうかターニングポイントだったわけですが、走っているときはペースを落とすなんてことは考えられず、ただただ30kmを走り抜けそうな最速ペースを維持して走ることしか頭にはありませんでした。
一周目を走り終えたところで15分ちょっとかかっていたので、今回はこのくらいをずっと維持して走ろうと決めました。
二周目と三周目はあまり人に会うこともなく、ずっと一人で淡々とペースを刻みます。
3時間30分の集団も追い越したのであとは前に3時間の集団もいるはずなのですが、ペース的には自分のほうがキロ20秒ほど遅いのでまったく追いつくことはできず、逆に追いつかれるほど離されることもなかったので最後までまったく見かけることはありませんでした。仮に1kmで20秒離されたとしても、30km走ったところで10分遅れるだけなので周回遅れにはならないんですよね。
その3時間の集団から遅れてしまった人を一人一人拾いながら周回を重ねます。
四周目に入ってすぐに5時間の集団を追い越したのですが、5時間の集団の中には練習会でいつも一緒に走っていた人がいたはずなだと思って探したものの見つからず。しょうがないので探すのは諦めて先を急ぎます。
このあたりから徐々に集団からこぼれた人たちやペーサーには着いていかずに自分のペースで走っている人たちを見かけることが増えてきました。このコースはアップダウンがとにかく多いのでそもそも一定ペースで走るのがとても難しいのですが、そういうコースの特性もあって周回を重ねるごとにペースを維持する難易度はどんどん上がっていったように感じます。
四周目の終盤で4時間30分の集団を追い越し、五周目に入る直前で4時間の集団を追い越します。
それぞれの集団にも知っている人がいたはずだと思って探したのですが見つからず。走りながら探すのって難しいかも...。*1
そして五周目。新しい周回に入って500mくらい走ったところで脚が急に重くなってきたのを感じました。
おそらく先週の円谷ハーフの疲れがここで出てきたんじゃないかと思うのですが、ここにきて一気に走るのがきつく感じられるようになってきました。足が上がらないしペースを維持できているのかどうか自信がないくらい呼吸が苦しくなってきました。
とは言え、追い越した人には追い越されたくない病を発症しているわたしはペースを緩めることもできず、とにかく一歩一歩と前へと進みます。
六周目に入ったところで試供品として配られていたアミノバイタルのジェルを補給。
初めて食べるジェルだったのですが、これが異様に苦くてびっくり。疲れてたせいなのかわかりませんが、あまりのまずさに涙目になってしまうほどでした。これはやばい...。
そして六周目の後半でやっと3時間30分の集団に追いついたのですが、さすがにキロ5分の集団はかんたんには抜けなくてしばらく並走しつつ追い抜きました。あまり並走したくなくてちょっとペースを上げたので、この周回はちょっとタイムがよいです(笑)
七周目に入ってすぐに5時間の集団に再度追いつきます。
今度は知っている人を見つけたので一声かけることができました。見つけられてよかった!
しばらくペースを維持して走っていると、前に一人の男性を見つけました。
今回この栃木30kでは背中側のゼッケンに「参加予定大会」と「目標タイム」を書くことができるようになっていて、それを書いておくと同じ大会に出る人なんだとか同じくらいの目標タイムなんだということをお互いに知ることができるのです。
わたしが見つけたその人は「大田原」「3時間10分」と書いていたので同じくらいの走力だなとわかってちょっとうれしくなりました。
その方とはちょっとだけ話をしながら走り、その後も下りで追い越されて上りで追い越し返すみたいな感じで走って楽しかったです。ただ、こんなふうに競い合うのは楽しいと思いつつもやっぱり負けたくないという気持ちが勝ってしまい、結局無駄にペースを上げて振り切ってしまいました。
そんなわけで八周目に入る前の七周目最後の坂道あたりから疲れは色濃く出始めましてもう走るのが超つらくなりました。
もう帰りたい。
でもゴールするまでは誰にも追い越されたくないということでここでもひたすらペースを維持。もはや病気。
ここまで給水もとってなければ立ち止まって休んでもいなかったので九周目に入ったところでたまらずダウン。
給水所に駆け込んで水とスポーツドリンクを一杯ずついただきました。めちゃくちゃおいしくて喜んでたら給水係の人たちに笑われました(笑)
給水所で1分近く休んでから走り出したのですが、ちょっと休んだだけでめっちゃ元気になりました。
もう最後の周回だし一気に走り切っちゃおう!ということでちょっとペースを上げて気持ちよく最後まで走り切りましたが、走り終えて少し休むと右ひざの側部(外側)が歩くのも億劫になるくらい痛いことに気づきました。
やっちまったな!
まとめ
ひさしぶりの地元大会への参加でしたが、早朝練習会に参加していた方々のおかげでとても楽しい一日になりました。
基本的にはいつも一人で走ることが多かったので、知っている人といっしょに大会に参加するのがこんなに楽しいということをひさしぶりに思い出しました。またこんなふうに同じ大会にいっしょに参加できたらいいなー。
さて。大会自体はとても楽しかったのですが、一方で自分のどうしようもない性癖が露呈されてかなり参ってしまいました。
もともと負けず嫌いではあったのですが「一度追い越した人には二度と追い越されたくない」と思ってしまったときは、いくら自分のこととは言えさすがにそれはどうなんだと思っちゃいました。
そしてしょうもない意地のせいで、ものすごい痛くて歩くのも無理というレベルで膝の横を痛めてしまいました。
フルマラソンの前の週なのに...。
柏崎は勝負レースなのに...。
3日間走らず休んだらだいぶ痛みは和らぎましたが、果たしてフルを走ってもいいのか不安なので明日は整形外科に行ってこようと思います。そこで検査してもらい、週末にフルを走れるかどうか確認してきます。
(過去に参加した30kmマラソンの結果)
大会名 | 日付 | タイム | 前回差 |
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季節の彩湖ハーフマラソン | 2017/01/29 | 2時間17分17秒 | - |
栃木30k(2017) | 2017/10/21 | 2時間16分21秒 | -56秒 |
(関連リンク)
*1:あとで聞いたのですが知人の方は私を見つけてくれていて声をかけてくれてたそうでして、わたしがそれに気づいていなかっただけでした。走っているとぜんぜん気づけないんだな...。