東和で無残に散った原因について考えてみた


今週は月曜から水曜まで仕事の時間が不定期だったのでまったく走れなくてやっと今日からランニングを再開できました。


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走るのが4日ぶりだったということと、ここ数日は夜に仕事をして朝方に寝るという生活をしていたせいか体調がよくなかったこともあって今日は軽めのペース走にしました。今日はこれがせいいっぱいです。


さて。
ちょっと話を蒸し返して先週日曜日の東和ロードレースの結果についてですが、思った以上に精神的なダメージが大きくて自分でも驚いています。月曜から水曜までは仕事が忙しくて走れなかったと書きましたが、半分はそのとおりですが残りの半分は気持ちが滅入ってしまって走る気にならなかったためです。

初めて参加した2013年から今回まで一度も満足のいく結果で走ったことがない大会なのである意味大会後に落ち込むのは毎年お決まりと言えばそうですし、去年も大会の後にかなりへこんでいる様子がブログからうかがえます(笑)


ただ、今年はみかも山公園や森林公園を走り込んで起伏対策を積んでのぞんだつもりでしたのでそれでもダメだったということもあって例年以上に落ち込んでいます。


特定のコースに特化した事前対策をとった上での惨敗ということで、これは少し反省会をしなければいけないと思い立ってしばらく敗因についてあれこれ考えていました。数日考えてみた結果、出てきた原因の中から自分で納得できたものを3つ選びました。


  1. 暑熱順化ができていなかった
  2. 体重が重すぎた
  3. 上り・下り用のギアの入れ替えがうまくできなかった


これについて簡単にまとめます。

1. 暑熱順化できていなかった


「暑熱順化」という単語についてかんたんに説明すると、「徐々に暑さに慣れて順応すること」です。
夏場に外で走ろうという人が最初にやるべきはこの暑熱順化でして、これをせずに暑い時期に外で長い時間走るとすぐにダウンします。だから暑い時期に少しずつ外で活動する時間を伸ばしていって暑さに慣れる必要があります。


今年の東和は、例年と同じく湿度も気温も高くて走るのに向いていないコンディションでした。
ただし「例年と同じく」と書いたとおり決して今年が際立って気温や湿度が高かったわけではなくてほぼ例年並みだったと思っています。例年よりもちょっと暑くて湿度が高かった程度です。


日差しが出れば死ぬほど暑くなり、雨が降れば死ぬほどじめじめするのがお決まりの東和ロードレースですから楽に走れるコンディションではないことがふつうなので今回が特別気候条件が悪かったと書きたいわけではありません。


例年どおりのコンディションなのにわたしはそれに耐えられずダウンしてしまったわけですが、その理由を考えるとやはり暑熱順化が例年並みにはできていなかったということが挙げられます。そしてなぜ今年は暑熱順化できていなかったのかと考えると「水郷県民の森4時間耐久リレー&マラソン」に出なかったことが一番大きいのではないかという結論に達しました。


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水郷県民の森4時間耐久リレー&マラソンは毎年6月に茨城県潮来市で開催されている大会です。
周回2.1kmのコースをひたすら4時間走るという大会なのですが、ここが毎年びっくりするくらい暑くて過去4回出場して2回は熱中症で途中棄権しています。周回コースなので途中で止めやすいというのもありますが、それを差し引いてもここの灼熱地獄っぷりはなかなかのものがありましていつもは暑さ対策ってあまりやることはないのですがここだけは熱中症対策を念入りにしてのぞんでいます。


例年6月はこの大会に参加して必ず走っていたのですが今年は鳥海山の日程とかぶっていたために不参加でしたが、このことが暑熱順化をすすめられなかった一番の原因ではないかというのが現時点での有力な仮説です。


いつもこの大会ではよい結果が出なくてうだるような暑さと湿度の高さに参ってしまうだけでしたが、この経験こそが暑熱順化をしっかりとすすめるための大事なイベントだったのではないかと考えています。


これに加えて、平日だけではなく土日も朝や夜に走ることが多くなって日中の気温が高い時間帯に走らなくなったことも影響が大きかったと思っています。



一番の原因は耐久マラソンに出なかったことだと思っていますが、もっと突き詰めて考えると6月中に暑さ対策が終わっていなかったことが敗因のひとつだろうということは間違いないです。


2. 体重が重すぎた


これは月曜日に書いた記事にも書いたのですが、わたし自身の体重の重さが敗因のひとつだというのが分析結果です。

フルマラソンを走る人の間では「体重が1kg違うとフルのタイムが3分違う」といわれるくらい影響の大きな要素なんですが、わたしは体重の変化にはあえて目をつぶってきました。

もともと太りやすい体質だということもあって油断すると体重が増えちゃうことはめずらしくなかったのですが、一時期どうしても体重を落としたくて食事制限を中心としたダイエットをしてみたのですがちょっとやりすぎたのか貧血になってしまいました。


これはわたしの体重コントロールのやり方がよくなかっただけだというのは分かっていますが、でもそれ以来貧血が怖くてうかつに体重を落とそうとしないほうがいいなと考えを改めるにいたりました。だからよほど増え過ぎない限りは食べ物も飲み物も好きに飲み食いしていまして、練習のあとにご飯をお腹いっぱい食べたり、大会で走った後は好きなものを好きなだけ飲んでいました。


その影響なのかいまは体重が64.4kgで体脂肪率19%ほどあります。
BMI換算だと22なので走っていない人であれば標準的な体重なんですが、ランナーの体重として評価すると体重も体脂肪率もかなり多いです。それでも貧血になるよりはマシだと思って見てみぬふりをしてきたわけですが、今回の結果を見る限りではさすがに見てみぬふりも厳しくなってきました。


率直な気持ちを言ってしまえばわたしくらいのタイムで体重がどうこういうのはおこがましいというか、もっと他にもがんばれるところがあるだろうと思ってしまうわけですが、気付いてしまった以上はここも今後の改善点として挙げておこうと思います。


3. 上り・下り用のギアの入れ替えがうまくできなかった


これはまだ自分の中でしっかり整理できていないのでここでは簡単に書きますが、上りと下りでギアをうまく使い分けられなかったのがよくなかったと思っています。もう少し正確に書くと、上りと下りでギアを変えなければいけなかったのに全部下りと同じギアで走ってしまったために最後は上りを走れなくなったという状況です。


この内容についてはもう少し考えがまとまったら書こうと思います。


まとめ


来年こそ東和で悔いのない走りをしたいです(また出るつもりw)


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