ゴールが見えるとやる気がなくなる病

わたしにはいくつか直したい悪い癖がありますが、その中でももっとも直したいのは「ゴールが見えるとやる気がなくなる」という癖です。
これだけだとどういう癖なのか分かりにくいので具体的な例で説明します。

ゲームをクリア直前で投げ出す

わたしはゲームが好きでRPGやアクションゲームはいまでもよくやっていて、最近は「DARK SOULS?」をやっています。

ここしばらく映画をあまり観に行ってない理由の半分はこのゲームだったりします。プレイ時間がもう63時間を超えたのですがまったく終わる気配がありません。早くクリアしないとどんどん映画を見逃してしまいそうです...。

余談はさておいて定期的にゲームを買ってきてはやっているのですが、買ってきたゲームの半分くらいは途中でやらなくなります。
途中と言うかクリアする直前で投げ出すことが非常に多いのです。


たとえばFF10は40時間くらいかけてラストダンジョンにたどり着いたのですが、もうすぐラスボスだと分かった瞬間にやる気がなくなって止めました。ドラクエ8も50時間弱かけて最後までやったのですが、もう終わりだと知って続けるモチベーションがゼロになってしまい、即止めました。どちらもセーブデータは残っているのでやる気になれば続きをやれるのですが、私の中ではもう終わったものになっているので再開する気持ちにはまったくなれません。


「気付いたらラスボスだった」みたいなときやクリア後に続きがある場合は最後までちゃんとやるのですが、そうじゃないときはだいたいあと1時間か2時間くらいやればクリアできるというあたりでやめることが多いです。ゲーム好きな人には「そこまでやって止めるなんて信じられない」とよく言われますし、わたしもそう思います。

小説はオチが分かるとあとは流し読みになる

わたしは本を読むのが好きでとくに小説は大好きでよく読むのですが、ラストが近づいていることを察すると急に斜め読みしだすことがあります。ラストに向けて盛り上がる作品であっても、残りページが少なくなってきたことに気付くとページをめくる手が早くなり、そして視線もページ全体をサラッと追うだけで一文字一文字を追うようなことはしなくなってしまうのです。

おもしろくて読む手が止められないとか早く先が知りたくて読むのが早くなるとかそういうのであればわかるのですが、そうじゃないんですよね...。もちろん全部が全部そうではないのですが、5冊読んだら2冊はそんな感じで読んじゃいます。


さすがに途中で読むのを止めたりはしませんが、残りが少なくなったことで明らかに興味を失っていてさっさと読もうとしているような気がします。

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と、いくつか例を挙げてみましたがこんな感じでいろんなことを最後の最後で投げ出すことが多くて嫌になります。


そして困ったことに、最近は仕事とかプライベートのいろんなことにもこの「ゴールが見えるとやる気がなくなる」悪い癖が顔を出し始めています。たとえば、仕事で大きな課題を抱えていたのですがまだまだ解決はしないもののめどがつきそうだという見通したついた途端にやる気がまったくなくなってしまいましたし、プライベートでも似たようなパターンで興味を失ったものがいくつかあります。


ラソン大会で走っているときであればゴールが見えるとそこに向かって全力で走りますし、映画であればラストの展開に胸を熱くして興奮することもあります。だから全部が全部ゴールが見えるとやる気がなくなってしまうわけではないと思うのですが、最近は「これからどうなるのか」という展望が立つとすぐに興味を失ってしまうものが多くて困っています。